はじめに
昨今、データは爆発的に増大しており、この傾向はまだまだ続くとされています。そのような膨大なデータをビジネスに活用しようとする動きが活発である一方、そのデータの格納するストレージ、セキュリティ上のリスク、維持するためのコストといった課題も無視できないものとなっています。このような状況の中、ベリタスではエンタープライズのデータ管理の仕組みを支援するためのソリューションを提供しております。
これまでも非構造化データを可視化し、不要・重要性の低いデータなどを見つけ出し、バックアップ・アーカイブや削除といった、そのデータを如何に管理するか、そのための気づきを得られるためのソリューションを提供していました。
そのソリューションが昨年生まれ変わり、ストレージのデータの可視化、機密データや個人情報のデータの分類を行うエンジン、更に不要データの削除を行うといった機能を搭載したInformation Studioというソリューションとして提供をしています。
Information Studioの基本構成
クラウド、オンプレ、Veritas製品と接続する多様なコネクタを用意
Information StudioはAWSのS3を始めとするクラウドストレージから、サードパーティのストレージ、CIFSやNFS領域を可視化するコネクタを用意しています。
Information StudioはAWSのS3を始めとするクラウドストレージから、サードパーティのストレージ、CIFSやNFS領域を可視化するコネクタを用意しています。
情報の可視化から始まる情報管理とアクション
Information Studioは、単なる非構造化データの可視化ソリューションではありません。スキャンして収集された情報から、場所、所有者、時間、ファイルの種類といったデフォルトで用意されている多彩なフィルタリング機能を使って特定したデータに対し、特定キーワードが含まれているファイルがあるか、といったことを分類するClassification Engineでデータを分析させ、キーワードにかかったデータにタグ付けを行ったり、同じポータル上のダッシュボードで直感的に確認をすることができます。
Information Studio導入のメリット
Information Studioを導入することで様々なメリットを享受できます。
代表的なものとしては、以下のようなことが考えられます。
・3年以上アクセスしていないデータを削除
・機密情報や健康保険証、マイナンバーなど、個人情報のデータを分類し、コンプライアンスの対策を行う
・ランサムウェアのファイルをフィルタリングし、対応を行う
まとめ
Information Studioは、既にお伝えした通り多様なコネクタを用意し、100以上に及ぶデフォルトの分類ポリシーや環境によって必要がキーワードでカスタマイズしたポリシーを作成し、分類にかけるといったこと、更にそれらのデータが直感的なWebUIで操作し、必要に応じて同一画面から削除を行う事もできるなど、多様な機能を備えています。
それぞれの技術的な詳細については下記の資料をぜひご覧ください。
2020年10月5日補足追記:
ベリタスは可視化と判断に関する今後の戦略的なポートフォリオにおいて、Information Studioは販売終了となり、今後は同等機能をData Insight や APTARE を中心にインサイト製品でカバーしていきます。
【Information_Studio_Techinical Overview_JA.pdf】
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