AndroidStudioでKotlinのvalとvarの違いを知る

Kotlinの変数定義

Kotlinの変数の定義にはvarとvalがあります。

kotlin.kt

var iVar : Int = 0
val iVal : Int = 0

varとvalの違い

varとvalは、このように大きく異なります。

kotlin.kt

var iVar : Int = 0
val iVal : Int = 0
iVar = 1 // OK
iVal = 1 // NG

定義方法	内容
val	値の変更が出来ない
var	値の変更が出来る

値の変更が出来ないのは致命的な変数（定数なのか？）のように思われますが、Kotlinではvarよりvalの方が出番が多くなります。
たとえば

valに多い役割

  val tvMain = findViewById<TextView>(R.id.tvMain)

レイアウトのIDを検索して代入するこの定義には必ずvalが使われます。レイアウトのIDは固定なので代わることがありませんし、間違って代入されてしまうことを防ぐ働きもあります。

varとvalはKotlinを学ぶ上で必ず覚える必要があります。

varで起こしがちの初歩ミス

varは値の変更が可能なので特にミスは起こらなさそうですが、複数回使用するときに注意する必要がありま
す。

sample.kt

var str = "代入1回目"
strToData(str)

これを何回か使おうとコピーするとエラーになります。

sample.kt

var str = "代入1回目"  // OK
strToData(str)
var str = "代入2回目"  // NG
strToData(str)
var str = "代入3回目"  // NG
strToData(str)

2回目以降は定義ではないので

sample.kt

var str = "代入1回目"  // OK
strToData(str)
str = "代入2回目"  // OK
strToData(str)
str = "代入3回目"  // OK
strToData(str)

このようにします。