AndroidStudioでのデバッグ方法
ソフト開発をしていても予期しない動作(思い通りに処理されない)になったとき、実機やエミュレータでの表示で確認するには限界があります。
ソース上での工夫
分岐の結果どっちに処理が進んだのかがわからない場合は、その気になる行にてデバッグ出力を行います。
Log.d("Sample","root 1")
このように記述します。
デバッグログ
デバッグ画面の下、コンパイル状況などが表示されるログの下にタブがあるのでLogcatをクリックします。
初期状態だとアプリを実行する度に色々な情報が来て追えなくなりますが、ログ画面の上の方に「Verbose」と表示されるところを「Debug」に変更し、さらにその右に「Sample」と入力すれば上記のデバッグ出力を確認する事が出来ます。
コンパイルエラーが出るとそっちのログ画面に移りますので注意です。
Log.d("Sample","root 1")
ログとして i つまり Debugとして出力します。エラーの場合はErrorなど最適な出力もあります。
「Sample」はログを捕まえたいときの検索キーのようなものです。
「root 1」の部分がログとして残ります。
変数の中身を表示する $i や ${i+1}なども使えます。
デバッグログはデバッグを実行する度に自動的にクリアされます。
デバッグログのメリット
実行時に何らかのエラーが出て最初の画面すら表示されなかったり、ボタンを押しても反応が無かったり、データを得られているはずなのに処理が思い通りに動かない、などの場合はデバッグログを使って
1.その位置に処理が来ているか?
2.いくつか処理を行っている時のどの段階でおかしいのか
3.得られた値は期待通りなのか?
を調べるときに有効です。
それ以上の動きを追うためにはブレークポイントや変数の評価などを使った方が良いです。