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今後のAIとの付き合い方と将来期待すること

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はじめに

みなさんはAIを使ったことはありますか?
使ってみるとあまりの便利さ故に心配になってしまうこともありますよね?
それは
AIが自分たちの仕事を奪ってしまうのではないか?
だと思います。
もし今現在、音楽や絵、プログラムで仕事をしていてそれがAIに置き換わってしまって仕事がなくなる。そんな未来を想像しがちです。
しかしある程度仕事をしている人ならわかると思いますが
AIが自分たちの仕事を奪ってしまうことはありません
なぜそんなことが言えるのか?
では簡単に説明してみます

筆者プロフィール

「VRAMの魔術師」名義でプログラムを書いたり絵を描いたり音楽を作ったりしてます。
そんな多趣味だからこそできることがあると思ってる人です。

AIが出来ること

AIに命令をするとプログラムを書いたり絵を描いたり音楽を作ってくれたりします。
あれ?ではやっぱりそれを仕事にしている人の仕事がなくなってしまうのでは?
と思ってしまうかもしれませんがそれは誤解です。

この誤解を説明するのが難しいのですが1つ例を挙げると
デジタルカメラが普及したせいで街の写真屋さんの仕事が奪われ廃業した
こう例えられます。
(まあ実際には街の写真屋さんは他にも仕事があって現像の仕事がほぼなくなっただけで出張所が廃業しただけですが)
AIは出てきませんが、何々が出てきたことで何々がなくなったというところは似ていますよね。

視点を変える

この現象は視点を変えると変わってきます

街の写真屋さんの視点

もともとカメラ関係を扱っていて写真を撮影している事が本業だがフィルムの現像も扱っていたがデジタルカメラが普及したので取り扱わなくなった

撮影する人の視点

もともとカメラにフイルムが必要でその現像には街の写真屋さんが必要だったががデジタルカメラが普及したので行く事が無くなった

視点を変えることでわかること

街の写真屋さんは現像という仕事もあったのでそれをしていたがデジタルカメラの普及で今は無くなっただけだし、撮影する人はデジタルカメラの方が街の写真屋さんに行かなくて済んで便利なのでデジタルカメラを使う。

それに街の写真屋さんが減った要因はデジタルカメラだけではありませんよね。

でもここまで書いた中でひとつお詫びがありますそれは
フィルムの現像だけをやっていた所はデジタルカメラの普及で仕事を奪われた
という「何々が出てきたことで何々がなくなった」を否定したい所ですがこれは事実です。そしてそういう店舗(おそらく出張所だと思われますが)は実際に廃業しています。

しかし街の写真屋さんは他にも仕事があるので廃業することはありません。

これをAIに置き換えて説明

これをAIに置き換えてみましょう。
あなたは会社でプログラムを組んでいます。ある日会社がAIの契約をしました。あなたは会社をクビになったりプログラム以外の業務に異動させられるでしょうか?なりませんよね?
実際の所はあなたがしていた業務の一部をAIがやってくれることでしょう。それを仕事が奪われるとかなくなるとは言わないと思います。
危険性としてはプロジェクトが早く終わることで次々と仕事が来てAIが来る前の何倍もの業務が来る恐れがあることです。

これは先ほどの例で言うと街の写真屋さん側から見たものでした。
では利用する側、発注者側からの視点で見てみましょう。

例えばこれまでExcelのマクロVBAでやりたい事があって困っていたがAIがやってくれるようになった。
これAIが来る前はどうしてましたかね?
社内で誰かが作るぐらいでしょうか?
コストをかけてどこかに発注するということはほとんどありません。
ですのでAIが来ても奪ったのは仕事では無くて手間ということになります。

参考までに他の分野も例えてみましょう。
あなたはWEBサイトでニュースなどの情報を発信していた。AIがあるので挿絵をAIにさせることにした。
これもAIが来る前はどうだったでしょうか?
フリー素材を使うぐらいでしょうか?

さらに音楽でも例えてみましょう
あなたは動画を作る時にBGMとしてAIに作らせていた。
AIが来る前は?
やっぱりフリー素材を使うぐらいでしょうか?

結論

つまりAIが来たからといってある日突然自分の仕事がAIに取って代わるなんてことはないのです。
AIは単なる便利な道具です。仕事が効率よくこなせることはあってもなくなることはありません。
(まあプログラマーはAIが来たら、仕事がなくなるなんて言葉はもう40年前からあったように思いますが未だに無くなりませんね)

AIによって一番損をする立場は?

結論を言ってしまいましたが、実際にはAIが来たことによって仕事がなくなるというものもあります。

さきほどの例で言うフィルムの現像だけをやっていた所です。
実際の業務に当てはめるのは止めておきますが、効率を求めようとするとなくなる仕事はAIに関係無くどのみちなくなるのです。

AIの使い方は人それぞれですが、やることをAIに全て丸投げしようとしている人と、必要な知識や技術を学んだ上でAIを使っている人では今後のAIの進化によって変わってくるのではないでしょうか?

おまけという名の本文

各分野でAIがやってくれている事や、その分野で将来的にAIに期待することを紹介すると

プログラミング

簡単なメソッド(関数)はAIが全部作ってくれます。エラーが起きた場合はそのエラーをAIに渡せば原因と解決方法を提案してくれます。
プログラム入力に関しては昔から補完はありましたがAIによって進化しこれから書こうとしていたことをそのままAIが提案してくるので採用するだけです。
しかもプログラムする人が書いたコードを学習するので本人が書いたようなクセまで再現されます。
将来的には全ての開発環境がAIを採用して効率よくコードが書けるようになれば、プログラマの苦労を減らせるかもしれません。

CMなどでも紹介されていますが、簡単なラフスケッチを描くだけでAIが仕上げてくれる。
そんな機能はもう当たり前で、最近は正面の絵を描くだけで背面の絵を描いてくれたり、物体の追加や削除は当たり前です。
自分はまだ体験していませんがBlenderがAIに対応したようで、立体物の名称を指定するとAIが3Dオブジェクトを作ってくれるそうです。
ほかの環境も対応してくれないかなと思っているのと、ブラウザ上の絵として提出されると透明情報がないので別ツールで透明部分を作ったりが大変なのでできるだけ加工しやすい形式で出力されれば描く方の労力が減らせるように思います。

音楽

他の分野から少し遅れて最近ようやく作曲してくれるようになりました。もちろんそのままでは曲にはほど遠いのでそれを元に作り直すという作業が必要です。
将来的には作曲はそこまで求めることはなく、あの面倒な音色選びやエフェクターの設定をAIが助けてくれれば労力が減らせるように思います。

動画

実は動画の分野にもAIが入ってきました。
自分も契約していますが、月額費が非常に高価な上に円安のため日本のユーザーが少なくて苦労しています。
動画にAIを使うことによって自分一人で映画が作れるぐらい助けてくれます。
作り方を説明すると
自分で演者の動きをし撮影したものをAIに渡すと余計な背景の削除と人物の置換えがされる。背景を作って差し替えてセリフを作ってしゃべらせる、音声合成と映像には口パクで対応してくれる。
5秒のシーンをAIに処理させて必要な時間は15秒ほど、もうAIが全部やっちゃえば良いんじゃ無いかな?と本気で思うようになってきます。

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