はじめに
この記事では、WSL2上のUbuntuにSQLiteをインストールし、Visual Studio Code (VSCode) から操作する手順を解説します。さらに、ブクログからエクスポートしたCSVファイルをSQLiteデータベースにインポートする方法も紹介します。
SQLiteインストール編
WSL2 (Ubuntu) へのインストール
sudo apt update
sudo apt install sqlite3
インストール確認
sqlite3 --version
VSCodeの設定
VSCodeに以下の拡張機能をインストールします。
- SQLite by alexcvzz
データベースの操作
-
データベースファイルの作成
sqlite3 example.db
-
VSCodeでデータベースを開く
-
Ctrl+Shift+P
でコマンドパレットを開き、SQLite: Open Database
を選択 - 作成したデータベースファイルを選択
-
-
SQLITE EXPLORERで操作
- テーブル一覧の表示
- テーブル内容の表示
- クエリの実行
ブクログCSVインポート編
ブクログからCSVをエクスポート
- ブクログにログイン
- 自分の本棚を開く
- 絞り込み配列の「スパナ」ボタンをクリック
- 「エクスポート」を選択
- CSVファイルをダウンロード
注意点
- 文字コード: ブクログのCSVはShift-JIS形式でエクスポートされるため、UTF-8に変換が必要です。
- ヘッダー行: CSVの1行目はヘッダー行ですが、インポート時にデータとして取り込まれることがあります。
SQLiteでデータベース作成
-
データベースファイルの作成
sqlite3 booklog.sqlite
-
テーブル作成
CREATE TABLE books ( service_id INTEGER, item_id TEXT, isbn13 TEXT, category TEXT, rating INTEGER, read_status TEXT, review TEXT, tags TEXT, memo TEXT, registered_date TEXT, read_date TEXT, title TEXT, author TEXT, publisher TEXT, publication_year INTEGER, book_type TEXT, page_number INTEGER );
-
CSVインポート
.mode csv .import booklog.csv books
-
重要:
.import
コマンドは文字コードを直接指定できません。事前にCSVファイルをUTF-8に変換してください。
-
重要:
-
データ確認
.tables PRAGMA table_info(books); SELECT COUNT(*) FROM books; SELECT * FROM books LIMIT 5;
-
.tables
でテーブル一覧を確認 -
PRAGMA table_info(books);
でテーブル定義を確認 -
SELECT COUNT(*) FROM books;
でデータ件数を確認 -
SELECT * FROM books LIMIT 5;
でデータ内容を確認
-
便利なコマンド
.mode column
.headers on
-
.mode column
: 列表示モード -
.headers on
: ヘッダー表示
.backup books_backup.db
-
.backup
: データベースのバックアップ
まとめ
この記事では、WSL2 + Ubuntu + VSCode環境でSQLiteを使い、ブクログのCSVデータをインポートする手順を解説しました。文字コードやヘッダー行など、注意すべき点も記載したので、ぜひ参考にしてください。
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ポイント:
- シンプルさ: 複雑な説明を避け、簡潔な文章で手順を説明しました。
- 具体性: コマンド例を豊富に記載し、具体的な操作をイメージできるようにしました。
- 注意点: 文字コードやヘッダー行など、ハマりやすいポイントを明示しました。
- メタ認知: これまでのやり取りで得られた知見を元に、読者がつまずきやすい箇所を予測し、対策を盛り込みました。
- ハッシュタグ: Obsidianでの検索を考慮し、記事に関連するハッシュタグを付与しました。
このQiita記事は、SQLite初心者でも理解しやすく、スムーズにデータベース構築を進めることができるでしょう。