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Keychron K9 Proのレビュー VIAの設定等

Last updated at Posted at 2023-10-15

購入したモデル

選定基準

  • ThinkPad TrackPoint Keyboard を使ってきたので, それにある程度近い性能のものが欲しかった.
    • 小さい (305.5 x 164 mm)
    • 薄い (13.7 mm)
    • 軽い (0.44 kg)
    • 84キー (テンキーレス)
    • キーストロークは浅め (1.8 mm)
  • いわゆる高級キーボードは持ち運ぶことを考えていないらしく, あまり薄さや小ささは考慮されていない商品の方が多い.
  • HHKB 等は高さが 40mm 程度で, 多分リストレストが必要になる.
    • その上前後で厚さがかなり違うので, それも持ち運ぶという点においては望ましいとは言えない.

良い点

  • 小さい (287 x 97.5 mm)
    • ThinkPad TrackPoint Keyboard よりもかなり小さい.
  • 薄い (23.5 mm)
    • メカニカルキーボードの中では薄い方ではある.
    • リストレストはなくてもなんとかなる.
  • 61キー (60%)
    • これのワンサイズ上の K6 Pro (65%) は K9 Pro の右側にカーソルキーを追加して, 右下に矢印キーを埋め込んだものある.
    • この辺のキーはあまり使わない上に ANSI キーボードレイアウトを大きく乱すので私は好まない.
  • 軽い (0.41 kg)
  • キーストロークは 3 mmぐらい.
  • Hot-Swappable
    • キースイッチを部分的に変更することは考えていないが, 長寿命化のためにこちらを選択した.
    • ユーザーが求めるのは swappable であることで, それが hot か cold かはどうでもいいとは思うが, なぜか hot が強調されている.
  • コンフィギュラビリティ
    • VIAがここまで自由度の高いソフトウェアだと思っていなかった.
    • ポインタの操作等を含む, 一般的なコンピュータで可能なほぼあらゆる操作を設定できる.
    • 後述
  • オープンソース
    • ファームウェアのソースコードが公開されているので, いざとなれば書き換えることができる.

良くも悪くもない点

  • RGB Backlight
    • エフェクトモードの他に, HSV 色空間における Saturation, Hue, Brightness を調整できるようになっている.
    • 白一色にするためには, Saturation を下げることで実現するっぽいが, そんなにきれいな白色にはならない気がする.

良くない点

  • Bluetoothのホスト切り替えのLEDが固定されている.
    • Bluetoothのホスト切り替えのキーはVIAを使って設定可能だが, LEDはそれに追従しない.
    • また, キーにも刻印が入っており, 当然これも変えられない.
    • (そもそも技適の通っていないBluetoothを使ってはいけない)

このキーボードが悪いわけではないが, 良くない点

  • 技適に通っていない.
    • SUPER KOPEK では, この製品は扱っていない.
    • よって技適が通っていないので, Bluetooth は使ってはいけない.
  • VIA は Debian で使えない.
    • Mac か Windows で設定する必要があった.

VIAの設定

  • VIAは非常に自由度が高く強力なキーマップ変更ソフトウェアである.
    • このような60%程度以下のキーボードは, キーマップを変更するソフトウェアの使用を前提としているように思える.
  • レイヤーは 0,1,2,3,4 の 5 つあり, 1 が Windows モードのデフォルト, fn を押すと 3, fn1 で 4 になる.
    • Mac モードでは 0 がデフォルト, fn で 2, fn1 で 4 (4 は共通)
  • レイヤー 0, 1
    • caps を ctrl に変更
    • 最下段を, fn1, ctrl (command), alt (option), space, fn, alt (option), super (command), ctrlにする.
    • Esc を tilde にする.
      • UNIX では tilde の方が打つ機会が多い.
  • レイヤー 2, 3
    • wasd でマウスポインタの位置を操作.
    • jkl でマウスボタンを操作.
    • np でスクロール.
    • 残ったところに RGB の操作と Bluetooth の操作を割り当て.
  • レイヤー 4
    • 矢印キー, カーソルキーを Emacs と同じ配置にする.
    • 矢印キーを npfb
    • home, end, del を a, e, d
  • 設定ファイル

調査中の項目

  • ファームウェアのビルド環境
    • Bluetooth のペアリングの LED は RGB を流用しているのではないかと思って, ファームウェアのソースコードを変更して対応しようと思った.
      • おそらく, ここで設定されている.
    • しかし, clone してウェブサイトから参照でききるコミットまでロールバックしてもうまく行かなかった.
    • ビルド環境が違う可能性があるので調査中.

その他

  • 公式サイトから注文すると中国からの輸入になるので, 注文から届くまでは1週間ほどかかった.
  • なんとなくキャリングケースも買ったが, 正直これはあまりよくない.
    • 無駄に大きいし, 妙にギチギチで取り出しづらいので, よほど激しく動かすということでない限りはポーチで良いように思う.
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