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情報処理安全確保支援士に合格するためのアウトプット(3/n)

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#IPS(Intrusion Prevention System:侵入防御システム)
IDSの上位版のような形として使われることも多い。
従来のNIDSをインライン接続することで、NIDSの検知およびより強力な防御を備えている。

##IPSの接続方法

  • プロミスキャストモード
    • 通信自体は垂れ流し(NIDSと同等)
  • インラインモード
    • NWの間に入って、一旦通信をキャッチする
    • その分防御できるけど、NWへの影響はでかい

##主な機能

  • 検知
  • 遮断
  • 方向問わずのポリシー設定
    • IN、OUT問わずに設定可能
  • VLANでの仮想IPS
    • IPS1台でカバーできるよっていう

##構成例

  • DMZに配置
    • NIDSと同様の設置。
    • インラインで接続できるので防御機能は高いが、全部チェックすると影響も大きい
  • 各拠点間の接続ポイントに設置
    • WANとLANの間にIPSをインラインで接続
    • 双方向で防御できるが、拠点ごとに必要なので高価にはなる
  • 特定システムへの経路上でIPSを利用
    • 重要なシステムに関してはレベルを高くしたい時とか
    • 1台で防御したいけど全部のNWを見てると負荷が高いから、せめてそのセグメントだけでも・・とか

##IPSならIDSの問題を解決できるの?

  • そんなことはなく、IDSと同じような問題は起こり得る
    • 誤検知、アプリケーションの脆弱性をついた攻撃、暗号化パケット
    • 防御機能と可用性のバランスが大事
      • 守ってばっかじゃ点は取れないが、点を取りに行けばカウンターで点を取られることもある

##設置における考慮事項

  • NW量
    • 既に分かってるならいいが、不明であれば測定するか、機器スペックだけで導入するか
    • スペックだけの場合、実量との乖離があると影響が大きいのでそこは要注意
    • 既に測定済みの場合でも、ピーク時とオフ時で全然値が違うだろうから要注意
      • 例えば月末月初やイベントごとで動画配信がある場合(今だとビデオ会議も)
      • ツールを変えた途端ものすごい量に跳ね上がることもあるので、ソフトウェアにも要注意
  • 性能、構成
    • 十分な処理能力を有したものを使おう
      • けど、オーバースペックは勿体ない(1人で1,000人規模の超高級品を使うとか)
    • 冗長化、負荷分散、設備、障害対策を考えよう
      • 結局、機器なので故障などにより動かないこともある
      • 電源などの障害もあり得る
      • SNMPでの監視なども余裕があれば

##結局どんなんがいいのさ
実務のことも考えると、IDSだIPSだと、結局どれ使えばいいんじゃっていうのがある。
一概にコレ、ということにもいかないので、機能・価格・性能・相性など色々あると思うが、
代表的な所でピックアップされているのはこちらですかね。

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