はじめに
本記事は、aviutl2のPlugin(.aui2 .auo2)のサンプルをビルドする方法について、備忘録としてまとめたものです。
環境
| カテゴリ | バージョン・詳細 |
|---|---|
| aviutl2本体 | version2 beta3 (2025/7/20) |
| aviutl2 SDK | AviUtl ExEdit2 Plugin SDK (2025/7/20) |
| 開発環境 | Visual Studio 2022 |
| 使用言語 | C++ |
準備
aviutl2およびSDKは、以下からダウンロードできます。
https://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/
Visual Studio 2022のダウンロード先は、以下からダウンロードできます。
https://visualstudio.microsoft.com/ja/vs/
aviutl2のSDKファイルの内容
先ほどダウンロードした、aviutl2用のSDKのzip内には以下のデータが含まれます。
| ファイル名 | 説明 |
|---|---|
| AviReader.cpp | 入力プラグイン(.aui2)のDLLのエントリーポイント実装ファイル1 |
| AviSaver.cpp | 出力プラグイン(.auo2)のDLLのエントリーポイント実装ファイル1 |
| aviutl2_plugin_sdk.txt | readme |
| input2.h | 入力プラグイン(.aui2)の構造体定義ファイル |
| license.txt | ライセンス |
| output2.h | 出力プラグイン(.auo2)の構造体定義ファイル |
これらのファイルから、入力プラグインと、出力プラグインのサンプルの作成ができます。
入力プラグインのビルド方法
プロジェクト作成
「Visual Studio 2022」を起動し、「新しいプロジェクトの作成」を選択します。
「ダイナミック リンク ライブラリ (DLL)」を選択して「次へ」を押します。2

プロジェクト名と場所を任意に設定します。
今回は、以下の通りにしました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト名 | PluginInput |
| 場所 | D:\work |
| ソリューション名 | Sample |
SDKファイルの配置
作成ボタンを押した後、aviutl2のSDKの中から以下のファイルを、
- AviReader.cpp
- input2.h
下記のフォルダにコピーします。
D:\work\Sample\PluginInput\

※出力プラグイン作成の場合は「AviSaver.cpp」と「output2.h」に読み替えること。
Visual StudioにSDKファイルの追加
「Visual Studio」に戻り、ソリューションエクスプローラーを開きます。3
「ソースファイル」を右クリックして、「追加」→「既存の項目」→「AviReader.cpp」を選択します。

「ヘッダーファイル」からも同様に、右クリックして、「追加」→「既存の項目」→「input2.h」を選択します。

これにより、「AviReader.cpp」と「input2.h」が「ソリューションエクスプローラー」に追加されます。
次に、不要な「ソースファイル」→「dllmain.cpp」を「削除」→「削除」します。4

この状態で、「ソリューションエクスプローラー」はこのようになります。

Visual Studioのビルド環境設定
次に、上のバーにある、「Debug」を「Release」に変更します。

そして、「ソリューションエクスプローラー」の「PluginInput」を右クリックし、「プロパティ」を押します。
構成(C):「アクティブ(Release)」を「すべての構成」に切り替えます。

その後、「構成プロパティ」→「C/C++」→「プリコンパイル済みヘッダー」→「プリコンパイル済みヘッダー」を「プリコンパイル済みヘッダーを使用しない 」に変更し、OKボタンを押します。

ビルド
これで、上のバーの、「ビルド」→「ソリューションのビルド」を押すと、ビルドが開始されます。

ビルド完了後の様子。

「PluginInput.dll」が以下の出力先に出ていればビルド成功です。
D:\work\Sample\x64\Release

aviutl2のPluginへの配置
以下のフォルダに、作成した「PluginInput.dll」をコピーします。
C:\ProgramData\aviutl2\Plugin5

その後、以下の表にしたがって拡張子を変更します。6
| プラグインの種類 | 拡張子 | 備考 |
|---|---|---|
| 入力プラグイン | .aui2 | |
| 出力プラグイン | .auo2 | |
| フィルタプラグイン | .auf2 | version2 beta3では未対応? |
| 色変換プラグイン | .auc2 | version2 beta3では未対応? |
| 言語拡張リソース | .aul2 | aviutl2のサイト上にサンプルあり。 |
動作確認
「Aviutl2」を起動し、上のバーの「その他」→「プラグイン情報」を押すと、作成したプラグインが追加されているのを確認できます。

