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Docker環境構築メモ on Linux

Last updated at Posted at 2018-03-12

インストール

普通にぐぐると新旧入り乱れた情報が出てくるので、オフィシャルのドキュメントを良く読むこと。

CentOS 7

Ubuntu 18.10, 18.04, 16.04

環境設定

Proxy設定

dockerdのproxy設定は以下を参照。

※以下の設定がどこに適用されるのかわからない。
https://docs.docker.com/network/proxy/

データ領域設定

デフォルトは /var/lib/docker。
デフォルト以外を指定する場合は以下のように設定。

/etc/docker/daemon.json
{
  "data-root": "/data/docker"
}

ユーザ名前空間 (user namespaces)

  • sudoせずにdockerを利用したい場合に設定する必要がある。(ただしCentOS7ではうまく動かない模様)
  • コンテナからホスト側のリソースを操作するとき、ホストから見ると、コンテナ内のUID/GIDに/etc/subuid, /etc/subgidで設定したオフセットを足した値のユーザ/グループによって操作される形となる。
  • ただし、コンテナ内でのroot権限は特別扱いされるらしく、/etc/subuid, /etc/subgidにて割り当てられた範囲のユーザ/グループが持つリソースへの自由な操作や、この範囲での権限変更(chown, chgrpなど)が可能である。
    • 例えば、UIDの範囲を100000-165536としたとき、--volumeでマウントしたファイルシステムのディレクトリオーナーのUIDが、ホスト側から見て100000-165536であれば、このディレクトリ以下のファイル/ディレクトリに対して、コンテナ内のrootユーザはchown, chgrpも含めて自由に操作できる。
  • 利用途中でユーザ名前空間を有効化した場合、イメージは共有されないので、イメージが巨大でダウンロードに時間がかかるような場合は、あらかじめdocker saveで保存しておくこと。(data-rootをバックアップ⇒展開するだけだと、正しく動かない模様)

CentOS 7

ユーザ名前空間を有効化した上で、busyboxイメージを起動するとエラーで動作しない。
CentOS 7 の kernelが古い(2018-03-12時点で3.10.0-693.21.1.el7)のが原因?

Ubuntu 16.04

  • ユーザ「dockremap」を追加。(※ dock er map ではなく dock re map であることに注意)
  • dockerを利用する一般ユーザを、グループ「docker」に追加。(グループ設定はログイン中のユーザには反映されないので、使用前に一度ログアウトすること)
  • /etc/subuid, /etc/subgid に以下を追記。
/etc/subuid
dockremap:100000:65536
/etc/subgid
dockremap:100000:65536
  • Dockerの設定ファイルにユーザ名前空間の使用を追記。
/etc/docker/daemon.json
{
  "data-root": "/data/docker",
  "userns-remap": "default"
}

  • Dockerサービスを再起動。(sudo systemctl restart docker)
    ※reloadでは反映されないので、restartすること。

よく見る docker run オプション

  • -i: インタラクティブモード
  • -t: 疑似端末割り当て
  • --rm: プロセス終了時のコンテナ自動削除

-it で現在の疑似端末とコンテナの疑似端末を紐付けるので、コンテナ内で起動したCLIコマンドを直接操作できる。

Dockerは、イメージからコンテナを作成し、実際の動作はコンテナ上で行われる。
通常起動したときは、コンテナは勝手に消えないので、コンテナでの操作は永続化されないと言っても、コンテナを消さない限り、内部の情報は残ったままとなる。
-rm を付けると、docker run で起動したプロセスが終了したとき、コンテナも削除される。

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