本記事は、旅行中などに自身の足跡を記録してTableauで旅程ルートを簡単に可視化する方法を記しています。
実際に作成したもの
JRのローカル線が乗り放題になる、青春18きっぷを使って日本一周してきたルートをマッピングしています。
日数は25日間。
使うもの
作成するために使用したツール・アプリは以下の3つです。
- Tableau:ビジュアライゼーションツール。足跡データをマッピングする為に使用。
- ポケット旅行記:スマホ用アプリ。自身のGPS情報を足跡として記録してくれる。
- 轍:PCフリーソフト。GPSログデータを編集・加工することが出来る。
作成方法
作成方法はシンプルで次の4つの手順で直ぐにできます。
1、GPSログを記録する
ます可視化する素材データである、GPSログを取ります。「ポケット旅行記」をスマホにインストールし起動します。
一番左の「旅行記を作る」を押し、
左下の「記録開始」を押し「OK」を選択。
すると、GPSログの取得が開始され自分の足跡が記録され始めます。記録中は電池の減りが激しいので、モバイルバッテリーを持参することを推奨します。
記録が終わったら、「記録終了」で自分の足跡を保存しておきます。
2、GPSログデータをエクスポートする
保存したGPSログデータをスマホから取り出します。形式はkmlファイルです。
便利なことに、「ポケット旅行記」にエクスポートする機能がデフォルトでついているので一瞬でデータを取り出すことができます。
まず、エクスポートしたい旅行記を「公開」します。(見られるのが嫌な場合は、エクスポートしたら非公開に戻しましょう)
公開したら、長押しでメニューを起動し「kmlファイル出力」を選択。
kmlファイルの出力先は任意のものを選びます。私はMacを持っていたので、AirdropでPCに送信しました。
3、kmlファイルを結合する
出力した複数のkmlファイルを一つのものに結合します。私の場合、25日間の旅程を一日ごとで刻みながらログを取っていたのでkmlファイルが25個になっており、結合する必要がありました。(kmlファイルが一つの場合はここは不要な手順です。)
ここもフリーソフト「轍」を使用すれば簡単に結合が可能です。(DLはhttps://wadachi.cyclekikou.net/)
まず、轍を立ち上げて、「ファイル」から「インポート」を選択し、
結合したいkmlファイルをすべて選択します。
そして「トラック」タブに移動した後、すべてのkmlを選択し右クリック「連結」を選択します。
すると一つのkmlファイルに結合されます。
最後に、左上の「ファイル」→「エクスポート」→「Google Earth KML」で任意の場所に保存します。
4、Tableauでkmlファイルを可視化する
最後に完成したkmlファイルをTableauでマッピングしていきます。
Tableauを起動したら「接続」→「空間ファイル」を選択し、先ほど作成したkmlファイルを読み込みます。
読み込んだのち、シートに移動したら「ジオメトリ」を「詳細」にドラック&ドロップします。
Tableauはkmlファイルを読み込むことが元々可能である為、自動で綺麗にマッピングしれくれました。
まとめ
私は結構旅行好きなので、自分の足跡を上手く可視化できたらな~と思っていましたが、
- ポケット旅行記でGPSログを記録
- 轍でkmlファイルを編集
- Tableauでマッピング
が今のところ自分の中ではベストプラクティスです。理想は、日程ごとに色分けしたかったのですが日付情報を上手く付与できなかったので後ほど・・・