はじめに
こんにちは、エンジニアを目指す大学院生のvivyです。
今月から長期インターンに参加し、実務経験を積んでいます。実務では、様々なコーディングのルールがチームで設定されています。その中の一つにキャメルケースなどの〜ケース
があります。PRでよく「〜ケースにしてください」というコメントをいただくため、今回はそれらの違いについてまとめたいと思います。
まとめ
この表だけ見てもらえばバッチリです!
記法名 | スタイル |
---|---|
キャメル(ローワーキャメル) | userName |
パスカル(アッパーキャメル) | UserName |
ケバブ(チェーン) | user-name |
スネーク(ローワースネーク) | user_name |
アッパースネーク(スクリーミングスネーク、コンスタント) | USER_NAME |
キャメルケース (Camel Case)
キャメルケースは、単語の区切りを大文字で表現する記法です。先頭の単語が小文字、以降の単語の先頭が大文字で始まります。ローワーキャメルケースと言われることもあります。ラクダ(キャメル)のコブのような形状に見えることが由来らしいです。
ウィキペディアより引用
例:
userName
fetchDataFromAPI
パスカルケース
パスカルケースはキャメルケースに似ていて、先頭の単語を大文字にする部分だけが異なります。アッパーキャメルケースと言われることもあります。プログラミング言語のPascalがこの記法を標準としているためパスカルケースと呼ばれるようになったみたいです。
例:
UserName
FetchDataFromAPI
ケバブケース
ケバブケースは、単語をハイフン(-
)で区切るスタイルです。チェーンケースと言われることもあります。全ての文字は小文字で書かれます。ケバブのように見える?からこの名前だそうです。
例:
user-name
fetch-data-from-api
スネークケース
スネークケースは、単語をアンダーバー(_
)で区切るスタイルです。ローワースネークケースと言われることもあります。全ての文字は小文字で書かれます。ヘビのように見える?からこの名前だそうです。
例:
user_name
fetch_data_from_api
アッパースネークケース
全ての文字を大文字にし、単語をアンダーバー(_
)で区切るスタイルです。スクリーミングスネークケース、コンスタントケースと言われることもあります。
例:
USER_NAME
FETCH_DATA_FROM_API
さいごに
〜ケース
は、コーディング規約や使うプログラミング言語によって推奨されるものが異なります。そのため、参加プロジェクトで採用されている命名規則を確認することが重要です。