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チーム「オキザリス」の2020年のふりかえり

Last updated at Posted at 2020-12-25

この記事について

この記事は、aslead Agileの開発チーム「オキザリス」にて行っているアウトプット企画である
チーム「オキザリス」Advent Calendar」の25日目の記事です。メリークリスマス!

チーム「オキザリス」の2020年の活動(2020/06~2020/12)をふりかえった内容を、赤裸々に公開します。
90分間、この半年間の活動についてふりかえりました。こんな風にふりかえってるんだな、という雰囲気が伝われば幸いです。

チーム「オキザリス」について

aslead Agileを開発しているアジャイル開発チームです。30分スプリントやチーム見学会などを行ってオープンに活動しています。
こちらにチームの活動が紹介されています。

登場人物紹介

森 :アジャイルコーチ 兼 プロダクトオーナー 兼 開発者。アジャイル経験は4年弱。6月からの初期メンバー。
島田:スクラムマスター 県 開発者。入社4年目。アジャイル経験は約半年。6月からの初期メンバー。
大石:開発者。入社6年目。アジャイル経験は約1年。9月からの追加メンバー。
中川:開発者。入社2年目。アジャイル経験は約3か月。10月からの追加メンバー。

チームで行ってきた実験について

Mobsterを使わなくなった

(中川)Mobsterを入って回す、というのが消滅した
(中川)Mobsterを使う→自分から奪い合うようになった→Mobsterを使わなくなった
(大石)結果的に時間のロスがなくなったよね

スプリントの時間の変化

(島田)2日→1日→3時間→1時間→30分
(島田)3時間までは時間がかかったけど、そこから先は抵抗がない。あとはやってみるだけ。
(島田)今思うと3時間長かったなぁ…。

新規メンバーの参入

(大石)最初入ったときは3時間だったけど、ふりかえりめっちゃ多いなって思っていた
(大石)今は25分に1回ふりかえりをするが、慣れてきた。当たり前のものになってきている

ふりかえりの文化

(森) ふりかえりをやったことのない人たちが集まっている
(中川)1時間に1回ふりかえりするのがあたりまえだと思っていた
(森) 中川君が他のチームに行った時が楽しみだね
(中川)そうなったら、1時間に1回やりましょうよ!って言うと思います

アドベントカレンダー

(森) なんやかんやで全員アウトプットしきった。凄い。
(中川)記事を書く心理的ハードルは下がった。
(大石)もうちょっと練りたかった感はある。自分が担当の日にいいのが思いつかない
(森) 女性陣3人がいい記事書いてくれるんですよね
(大石)他の人の記事からもいい影響貰ってる
(中川)初心者目線の記事、いつまで書けるかな。

シフト制と引継ぎ

(大石)中川が100%で入るようになってきて、シフト制が立ち上がって。引継ぎを必ずするという実験。
(大石)最初のころは全然引き継げてなかったよね
(中川)最初は仕事のやり方すらそもそも分かってないので、「まずスプリントってなんだ」ってところからだった
(森) 最初は借りてきた猫みたいだったのに…、すごい変わったよね
(島田)大石さんも借りてきた猫みたいだった
(森) 状況をキャッチアップする能力とか、中川君が説明する能力とかすごく上がったよね
(島田)「中川君説明して」って何回言ったか分からん
(中川)前のプロジェクトと違って、モノを説明する機会が格段に増えた。そもそも仕事を引き継ぐっていうのがなかった。
(島田)通常のプロジェクトなら自分の進捗だけを説明すればいいけど、このチームだと、他の人の思考をくみ取って説明しないといけない。
(森) チームのことを説明しないといけなくなるよね
(中川)前のプロジェクトでは引継ぎもなしに渡されて、自分で勉強しないといけなかった。教育もなかった。分からないところを他の人が補ってくれる、というのがいい

時間への意識

(中川)1時間の時だと、1分2分のズレはいいや、って思っていたけど、30分になったら1分ですらも意識するようになった。
(中川)自分ひとりでスプリントを回すときにも、そもそもタイマーを使わなくてもいいレベルになってきた。
(森) 会議の時間の使い方も意識が変わってくるよね
(大石)(社内の)1時間の会議だとたいてい時間が延びる、のでそれはやめてほしい
(島田)目的の分からない会議や、自分が呼ばれた目的が分からない会議だといらいらする
(島田)残りの時間が雑談みたいになるのはやめてほしいよね
(中川)ほとんどの人が「意味ないよね」って言っている会議を、なんでやめないんだろう、って思うようになってきた

実験する、という実験

(中川)実験するっていう意識をするようになった
(島田)「最近実験してないよね」って言葉が出てくるくらいには、自然になったね
(大石)しばらく実験をやってみて、自然と淘汰されていくのがいいなと思う
(中川)もっと何をカイゼンしたらいいんだろう?って悩むようになってきた
(森) 腐るほどあるよ(にっこり)

チームがどうなっていきたいか?

スキル面の話

(島田)技術系だとまだまだ他のチームに頼っている。もっと自分で出来るようになっていけるといいなぁ
(大石)英語系…。まだまだ弱い。

自己管理

(森) 自己管理能力を高めたい。自分がシフトに入っていないときの動き方を強めたい。「チームにやってほしいなぁ」とたまに思ったりする。
(森) 安心して仕事を任せられる。
(島田)Tourの申込みを中川くんが返してくれた
(中川)outlookがちゃんと動くようになった

マーケティング

(大石)もうちょっとマーケティング系のことをしたい/協力していきたい
(森) チームが軌道に乗ってくるとやりたいな。もっとマーケティングチームとシナジーを出したい

ビジネス面

(大石)社外にもっとどんどん展開していきたいなぁ
(中川)営業に関する説明を森さんに頼っている部分があるので、ほかのメンバーでも推進していけるようにしたい。
(島田)売る、だけじゃなくて知ってもらう、っていうのもやりたい
(森) ちゃんと任せられていないかもしれない。と反省点がある。
(島田)セミナーなどでは、徐々にチームメンバーがやるようになってきた
(中川)この調子で、営業も他のチームメンバーができるようになればいいなと思う
(森) Tourは森がいないとまだ不安。森がいなくてもTourを任せられるように安心できるといい。

こういうチームになりたい

(中川)超個体になる。まだオキザリスは超個体じゃない。超個体ってワードが結構好き。
(島田)森さんがいらなくなる状態にしたい。具体的には、営業の面もそうだし、Tourの面もそうだし、スクラムのプロセス(進め方)も、組み立ては森さん早い。
(島田)こういう部分でチームが回っているので、ぱっと考えられるようになっていけるといいなぁと思っている。
(中川)森さんが参加してなかったら「いきなり15分スプリントになってるじゃん」ってなるのが理想ですよね
(森) そうなってたら満を持してチームを去れるね
(大石)周りの人から「オキザリスに加わりたい」と思ってもらえるようなチームになる。
(中川)加わってもらったらそれはそれで新しいオキザリスになる。
(森) 中川くんのそのコメントいいね。「このチームはこうである」みたいなことが定義されていて、与えられたロールを誰かが担うようなチームが多い。
(森) まだまだkyon_mmさんやoyobeさんたちの背中を追っている気がする。いいところは吸収しつつ、自分たちで何かを生み出して彼らみたいに「マネしたい」と思ってもらえるようなチームが理想。
(中川)オキザリスは"ふりかえり"に特化しているチームのような気がする。"ふりかえり"という武器はオキザリスの強いところだと思う。
(森) 既存の組み合わせではなく、チームとしての新しい何かを生み出せると嬉しい。世に受け入れられるかは別として、「オキザリスだからこの結論にたどり着いた」と胸張れるのがいい。
(中川)まだ"森さんのチーム"として認識されている。"オキザリスチーム"として認識してもらえるようになりたい。
(島田)自チームだけではなく、他チーム・他部署にもオキザリスの進め方やプラクティスを広げていけたらいいなと思う。

遠い未来の話

(中川)オキザリスチームのメンバーがそれぞれ新しいチームとかに加わった後に、もう一度集まって会話してみるのとかも面白そう。

「これダメだったなぁ」って話

指摘

(島田)森さんの指摘が中川君に響いているのか疑問に思うことが…
(中川)なにがだめだったのかなぁって自分なりに考えるようになってきた。ダメだった結果叱られることもあるけど…
(島田)中川君が一方的に受け取っていることも見受けられるので、それに対して返答してもいいんじゃないかなと
(森) 聞き返してもいいと思う
(森) 伝わっているのか不安になるときは、伝えたはずのことが次に生かされているのが見えないとき。「自分なりにこう解釈しました」っていうのがわかると安心する。
(島田)中川くん的に納得していないのに受け取っているとかじゃなければいい。

スタミナ

(中川)自分自身テンションの持続ができない。Tourのときだけになっちゃう。
(大石)たまに存在感ないときあるよね。
(中川)たまに霊圧なくなる。
(森) 顔が見えなくなると、何やっているかわからなくなる。顔見れているといいよね
(大石)5日間ずっと30分スプリントで回し続けているのはすごいな、って思う

スクラムマスターやります宣言

(中川)30分スプリントになってから、お互い声をかけながら仕事をしているし、画面を奪い合ってるし、あまりスクラムマスターを意識しないで仕事をしている
(島田)スクラムマスターしますって宣言は減ってきましたね
(森) でも、随所でスクラムマスターの意識はあったように見えるよ
(島田)あまり意識していなかった。3人以上いると、スクラムマスターしてみようと思う。
(大石)私はスクラムマスターやりますって言ったことないなぁ…。来年はやってみたい
(中川)自分もスクラムマスターやりますって言ったものの、森さんとか島田さんとかに言われてしまう
(大石)来年はやってみよう!

「これよかったなぁ」って話

心理的安全性

(中川)質問を投げることに心理的ハードルを感じなくなってきた。
(中川)チーム外の課長などにも、普通に質問を投げられるようになってきた。もともとはそこまで上の人には質問を投げられなかった。
(中川)リーダーよりも課長のほうが合う頻度が高いので、そっちに聞けばいいやってなってきた
(中川)前までは、ちゃんと質問のパスを通さなきゃって思っていたけれど…。
(森) 意識的に心理的安全性の高いチームを作り上げようとしていたけれど、どう感じたんだろう?
(大石)「許可を求めるな謝罪せよ」が浸透してきている。何かあっても森さんに怒られるくらいだと思えば。
(森) 中川君以外には叱る、ってこと以外してないはずなんだけど(笑)
(中川)心理的安全性が高いからこそ、森さんに叱られても「仕事辛いな」ってなることはない
(中川)仕事嫌になったら仕事辞めればいいやって思えている。心身削るくらいならアルバイトでも生きてけるし。

ナビゲーターを意図的にやってもらう

(島田)中川君に説明してもらう、っていうのを意図的にやり始めたよね
(中川)ナビゲータをやって、物事の説明ができるようになった
(中川)やりたいことを伝えてから指示を出すようになった。
(中川)結果、ドライバーの人が安心して操作できるようになったように見える。
(森) Whyを説明して、「こういうことをこういう理由でやりたい」っていうのを伝えてもらえるようになってから、ドライバーが動きやすくなったように感じる
(島田)意識しているっていう感じは凄く受ける。出そうとしている感が分かるから我慢ができる。
(島田)「何やろうとしてる?」という問いかけが減った気がする
(森) バックログを説明してもらうところから始めて、あの時と比べると何をやろうとしているかは意識できるようになってきている気がする。
(森) 伝える側が抽象度を下げて、具体的に伝える必要があると思う。
(大石)中川・大石ペアの時は明示的にはドライバ・ナビゲーターで分かれてはいないけど、たまに伝わっていないなと感じる部分がある。
(中川)その時は、いわれた内容がよく分かってないとか、操作どうするんだっけ、という方向に気がいってしまって、伝わってないなと思っていることに気が付いていない。
(森) 中川君が解釈して実行に移せるようになるのを待ってあげる必要があるかもしれない。

このふりかえりをふりかえって

(中川)普通に生活していると自分が変わった部分は分からないけど、こうやってふりかえると、自分はこう変わったんだって分かる
(中川)「なぜそういう話し方をするのか」という考え方やプロセスが変わった、と分かった。
(中川)今までだと、「ナビゲーターだから操作を細かく言わなきゃ」って思っていたけど、Whyを伝えることで、自分のやりたいことが伝わりやすくなって、それを意識して話せるようになった、ことに気付けた。

(大石)自分の中で変わったという点は気づけた。チームでふりかえりをすると、チームとしての気付きが得られるのがいいなぁと思った。
(大石)どういうチームにしたいか、というのをみんながどう思っているのかとか、スクラムマスターやりますって言ってなかったなとか、自分で気づけないところに気付けたのはよかった

(島田)実験とかいろいろやってきたなと過去をふりかえりつつ、これからも大丈夫だな、いろいろできると思えた。
(島田)チームとしても、これからもいろんな実験をするのが怖くない。
(島田)普段の振り返りと違って、時間を取ってふりかえれたのがよかった。
(島田)ふだんより広いたタイムスパンでふりかえれたことで、結構変わってきたことに気が付いた。
(島田)雑談形式で話すことでが発言量が普段より増えた。

(森) 年の終わりにチームでふりかえりができるのがいいことだなと思う。
(森) チームがそれぞれどう思っているかということを、自発的に引き出せるようになったなと感じている。
(森) 意識的に引き出そうとしないと引き出せないのは結構大変。ただ、このチームだと「引き出そう」というのがみんなの中にあり、自発的にだそうという意識がある。チーム発足当時から変化した部分だなと感じることができた。
(森) 来年からもこのチームで頑張っていけるんだろうなという希望が見えたのが良かった。

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