はじめに
Scrum Fest Osaka 2020は、6/26-27に開催された、オンラインでの大規模カンファレンスです。
この記事では、2日目の14:25~14:45 #scrumosaka.fuk(福岡)で行われた「プロダクトオーナーのチームビルディング 〜 心理的安全性が高く、自走できる組織の作り方。」のレポートです。
このセッションは、07/22にasleadのメンバーと2人で視聴しました。
スライドはこちらで公開されています
講演内容
開発対象のサービス
- 楽天市場の売れ筋ランキングページ
- 商品とお客様の出会いをつなぐ
- ステークホルダーが多い
- 開発チームは大阪
- 事業はリモート
- エンジニアは20人弱
- プロダクトチームのリーダーが私
プロダクトオーナーのチームビルディング
- どんな状況?
- プロジェクトがうまく回っているとはいえない状態
- POとエンジニアとで認識のギャップがある
- 社内でもSランクのトラブル連発
- 自信がなくなる負のスパイラル
- 今は?
-
夢みたいな状態に!
- 進行がスムーズに
- トラブルが減る
- 定時で帰れる
- 仕事が楽しい
- 賞を貰った
-
夢みたいな状態に!
原因
- PO1人でやる範囲が大きい
-
人それぞれ得意分野が違うのに、同じ範囲をやろうとしていた
- 大きくて難しい仕事をバラバラのメンバーで何をどこまでやればOKかわからない
- 何とか回している状態
施策
- 役割分担
-
POをプロダクトマネージャとプロジェクトマネージャに分けた
- 役割に対するスキルセットを定義した
- PO4人を分けた
-
POをプロダクトマネージャとプロジェクトマネージャに分けた
- スキルセット定義
- 役割が責任を持つ範囲
- PDM = Why / What
- PJM = How / Who / When
- 役割が責任を持つ範囲
- 期待値を示す
- 名刺に書くレベルの職種が変わる
- 人ごとにPJM向けかPDM向けかを判断する
- 本人が腹落ちして職種変更
- 名刺に書くレベルの職種が変わる
- プロセス整理
- プロジェクトの承認に対して
- ドキュメントのテンプレートかと承認者の明確化
- プロジェクトの承認に対して
- 研修でスキルアップ
- 苦手なスキルを研修でフォロー
- 人ごとの目標・期待値を1on1でフォロー
- チームとしての取り組み
- 心理的安全性ゲーム
- チームビルディング系ゲーム
- お互いの違いを知る
- 価値観に触れる
- 互いの職種に納得感
- ふりかえりをKPTからFun Done Learnへ
-
Lofty Goal
- チームとしてどうなりたいか、将来の像について語り合う
- 「ろくろ回したい!」
- 「何を評価してろくろ回したい?」
- 向上心に繋がった
- チームとしてどうなりたいか、将来の像について語り合う
やり始めて2-3か月
- ふりかえりにて
- 仕事が楽しい、という付箋が
- 心理的安全性が芽生えつつある…!
- ふりかえりのあとにこっそり泣いた。
心を鬼にした場面も
- 得意なタスクを手放さないといけない部分もあった
- 新しい職種の働き方を身に付けないといけないから、やるべきしごとをやってもらえるようにする
- 厳しいけどNGははっきり言う
まとめ
- 難易度のコントロールをしていた
- 大きな塊を小さなサイズへ
- 手探りだった仕事を何をどれくらいやればよいか分かるように
- 役割分担をすることで、One Teamに
仕事がうまく回ってないと感じたら…
- 仕事の難易度や量ってどうなっている?
- タスクの種類をリストアップする
- どれくらい頑張ればいいのかみんなが分かっているか?
- 自分とメンバーの期待値のギャップを探る
- 話しあってみよう
感想戦
視聴後、チームメンバーと感想戦をしました。
- 今のチームの中での期待値はすりあっているか?
- このチームは大丈夫
- 分業化しているチームだと、期待値のすり合わせが大事なのかも
- 今のチームはモブがあたりまえ、チームで成果を出すという価値観のもとに動いているため、期待値をわざわざ伝えなくてもわかってくれる
- 自分がやる仕事に、わざわざ期待を考えることはない。相手に渡す、みたいな考え方になって初めて期待値が出てくる
- チームがチームとして動いているのであれば、上記のような状態になっているはず
- チームの外の仕事は、期待値がすり合ってないことが多い
- 色々考えるべきところがある
- Lofty Goal
- 大事だよね
- チーム名がLofty Goalを表す
- チーム名を付けよう!
- ふりかえり、色々なフレームワークを学びたい
- チームで楽しくやってみよう