はじめに
2018/01/26(金) 18:00~20:00 に開催された、Netadashi Meetup #5に参加してきました。
Netadashi MeetupはNRI社内で開催している勉強会「ネタ出し会」から派生した、定期開催の大規模勉強会です。「技術」をテーマとし、社内外のメンバーからLTや講演などを募り、NRI社内で行っています。
今回は第5回目のテーマは「新人LT祭り」。NRI含む5社 + 学生の約100名の参加者の中から、「新人が初めてのLTを経験しアウトプットしてみよう」という趣旨で、計20名(+野良2人)ものメンバーがLTをする勉強会となりました。私は野良LTの最後に発表させていただきました。
LT概要・所感
計20名の方から発表いただきました。スライドは公開されておりませんので、雰囲気だけでも伝われば幸いです。
Siv3D (NRI 越智 優斗さん)
3Dゲーム作成に向いていそうなSiv3Dライブラリの紹介。
既に多種多様なモジュール群が用意されており、当たり判定も標準装備、というのがすごい。
初めての海外出張 上海編 (NRI 橋本 健史さん)
海外で共通部品作る仕事してきたよ、という話。
(ちゃんと仕事はしていたようですが)毎日深夜まで懇親会していてちょっと笑いました。
Alexaスキルを作ってみた (NRI 島田 光基さん)
Alexaで動くようにしてみた、というもの。AWS DynamoとLambdaの通信が出来なかった、という技術的な問題を消化できなかったのが残念。
AlexaとSiriに「なぐさめて」と言って反応を見て、どちらが優しいのか、と言う比較は面白かったです。AIに優しくされる時代が来る…?
3分でわかる文書要約 (NRI 井本 博之さん)
文書要約の概要とTextRankの紹介。最後のデモで時間切れになり、3分で分からなかったというオチつき。
初の時間切れだったのでウケをとっていました。後半はよくわからなかったけど熱意は凄そう。
Cloud Native タワーバトル (NRI 戸島 達哉さん)
ソフトウェアタワーバトルワロタ pic.twitter.com/xB9IPTQGUE
— びば(森のフレンズ) (@viva_tweet_x) 2018年1月26日
ReactNative触ってアプリを作ってみた、というもの。
今流行の「どうぶつタワーバトル」を、技術系の「アイコン」でやってみた、というデモはみんなの笑いを誘っていました。アイコンによって大きさ違いすぎてゲームとして成立していないのが逆に面白い。
日本語の勉強の仕方をご教授ください (NRI 岡本 千慧さん)
前半はAPI Gatewayの「kong」の紹介。1年目ですがメルマガを書いていたりと、精力的に活動されているようです。日報で日本語を毎日添削してもらっているという努力がすごい。
Aufheben (NRI 相馬 啓佑さん)
スティーブジョブスを「パソコン詳しい人」で紹介するという暴挙。
甘い+しょっぱい=あまじょっぱい という別の観点を組み合わせて新たな観点を生み出す「アウフヘーベン」が厨二っぽくてかっこよかったです。
アウフヘーベン!
Codeforces やってみた (NRI 木下 大輔さん)
プログラミングコンテストの話。実行時間や、メモリ食いつぶしているのもアウトというのが厳しい世界ですね。
2時間の制限時間のものを2日かけて作った、とのことですが、最初の一歩を踏み出したのがすごいと思います。
5分で巨人の勝率を上げる話 (新日鉄住金ソリューションズ 波多野 卓磨さん)
試合の状況(点数など)をウォッチして、勝率(勝つ確率)が7割を超えたら通知してくれ、そのあとにTVをつければいい気分だけを味わえるというもの。TVつけたあとに逆転負けされたというオチ付き。
もしも新人が海外イベント(Spring I/O)に参加したら (タグバンカーズ 柿添 航さん)
とても楽しそうにレポートをしてくれていたのが印象的でした。自分から海外のカンファレンスに参加し、アウトプットするってすごいことだと思います。
ブロックチェーンはすごいよ! (タグバンカーズ ドーラン愛さん)
かわいい絵つきのスライドが印象的でした。ブロックチェーンの概要についてお話いただいたので、ブロックチェーンを知らない人にとってはいい勉強になったかも。私も疎い領域だったので、勉強させていただきました。
手書き文字認識やってみました! (中央大学大学院 菅野 敬介さん)
学生の発表です!実際にデモで「ち」という文字を書き、認識させていました。
これを機に、学生にもNetadashi Meetupに顔を出していただけるようになれれば嬉しいですね。
一人暮らしを快適にするハック~メイドロボ編~ (ナビタイムジャパン 矢野 雅大さん)
個人的に一番やばいやつです。
メイドロボという名のクリーチャーお掃除ロボを作っていました。
ルンバにキューピーヘッドをつけたものが自宅で動いているようです。怖い。
Treasure Dataを使って問題点を発掘しよう! (ナビタイムジャパン 齋藤 健悟さん)
ビッグデータ解析で有名なTreasure Dataを使ってみた、というもの。
ナビタイムでは交通データや電車情報など、ビッグデータを使う業務も多いと思いますので、業務に直結したことが発表できるというのも嬉しい点ですね。
2つ目の言語を学ぶ (ナビタイムジャパン 黒澤 慎治さん)
恐れずに新しい言語を学んでみよう!という話。
壁を考えずに色々チャレンジしてみるのがいいよねー、と思って聞いていました。
あなたの会社大丈夫?B/Sの見方 (富士ソフト 伊藤 理沙さん)
バランスシートを顔に見立ててみてみよう!というもの。
顔が崩れているほどまずいB/Sというのは成程でした。似顔絵もユニークで面白かったです。
IT雑学 (富士ソフト 大友 理那さん)
Hello WorldはC言語の本が初出らしいです。
トリビアの泉っぽい感じで面白かったです。
言語の歴史 (富士ソフト 山田 真希さん)
機械語~アセンブラまでの歴史を紐解いてくれました。
「Dijkstra」という名前が出てきて色めきだつ理系出身エンジニアたち。
瞬間最大風速が高かった発表でした。
ぬいぐるみがあなたをサポートする?! (富士ソフト 藤井 祐輔さん)
ペアプログラミングならぬベアプログラミング。
くまのぬいぐるみに話すことによって、疑問点が解消され、一人でもなんとかなる、というもの。
確かに誰かに話していると問題が解消されることもありますが、オフィスでぬいぐるみに話しかけている男性がいたら、はたから見たらただのヤバイやつですね(笑)。みなさんもベアプロいかがでしょうか。
word2vec (富士ソフト 今井 勝大さん)
AI関連で有名なword2vecの話。触ったことはないので、概要をさっとおさらいできるいい発表でした。
LT概要・所感(飛び込み編)
時間も押していたので、飛び込みは2名。森・森實の2名が発表しました。
組織の中で自分を活かす生き方のはじめかた(最終回)(NRI 森實 繁樹さん)
RSGT2018 Open JamのLTでも発表されていた内容ですね。自分と世界、両方への働きかけによって、変わることのできる人もいると思います。(実際私も彼によって色々と道が開けました)
新人の皆さんにも響いた内容だったと思います。
いま、世界は開かれた(NRI 森 一樹)
発表してくれた新人だけに届くよう、当日思い立ってスライドを急遽作りました。今回のような、社外の方が来る(知らない人が多い)勉強会で、自ら初めてアウトプットするという行為は私にとっても勇気のいるものでした。ただ、この最初の一歩が、今後、勇気を踏み出した人をより成長させる、高みに導いてくれる大きな道へと繋がると思っています。今後もアウトプットすることを続けてほしい、という願いをこめて、新人を応援するスライドとして最後に発表させていただきました。
おわりに
技術に寄った内容、ネタに寄った内容、カオスな内容が入り乱れる魑魅魍魎感満載のとても楽しいLT祭りでした。勉強会でこれだけ笑いが連続的に起こっていたのも珍しいように感じます。発表していただいた新人の皆様、また、この楽しい場を企画・運営してくれた皆様、ありがとうございました!次回のNetadashi Meetup #6も楽しみにしております!