手法:Blokus
イメージ図(出典:https://sgrk.blog.fc2.com/blog-entry-67.html)
ふりかえりで**「陣取りゲーム」**をやります。
この手法はとにかく「楽しさ」に重点を置いたふりかえり手法です。
利用場面
オンラインで行えます。(というよりオフラインだと上手にできません)
思い出しをするために使ったり、アイデアを出すために利用します。
場作りの一環としても使えそうです。
目的・概要
- 楽しくふりかえりをする
- 参加者全員のコミュニケーションを活性化する
- ARTをする
所要時間
3分~。わぁ、簡単!
このゲームを開発・実施しているaslead Agileのチーム「オキザリス」では、1時間スプリントのふりかえりとしてBlocksを3分で行っています。
1週間スプリントであれば、10分くらいやると楽しめそうです。
ゲームの説明
ふりかえりをしながら、陣取りをしていきます。
たくさんの意見やアイデアをして、自分の陣地を広げよう!
最終的に、自分の陣地が広かった人が勝ちだ!
勝者には温かい拍手が贈られるぞ!
ゲームに必要なもの
共同編集可能な表形式のツール。
ConfluenceやGoogle Spreadsheetなどがよいでしょう。
なお、無言でもできます。無言でも楽しい。
ゲームの進め方
1. 事前準備
縦横のマス数はフィーリングで、適当に表を用意します。
画面にスクロールなしで表示できるサイズにしておきましょう。
誰がどの色か、を決めておきましょう。
2. ゲーム開始
ふりかえった内容を書いていきます。
各々好きな場所にふりかえり内容を書いて、自分の色に染めます。
あった出来事とか、感想とか、わかったこととか、なんでもオッケーです。
KPTみたいな何かの手法に沿って書いてもいいでしょう。
自分の陣地を広げていって、陣地が広かった人の勝ちです。
勝ったら何かもらえるのかはチームで決めてください。
オキザリスチームでは笑顔がもらえます
特に共有はしなくても大丈夫です。
だって、みんなコメントし合っていますから。
ゲームのテクニック
テクニック①相手の陣地を奪おう!
なんと、相手のマスを奪えるぞ!
コンボを繋げて、自分の陣地を一気に広げよう!
また、新しくコンボを繋げれば、陣地を一気に取り戻すことも可能だ!
なお、色を変えるのは自分でやってください。
テクニック②角を取ろう!
角を取ってみよう!オセロなら角を取ったら勝ちだ!
oops!角が取られた!このゲームだと意味がないね!
テクニック③とにかくレスしよう!
一番最後に一言 →素晴らしい と書いてすべての色を自分のものにする ザ・ワールドという必殺技があります(ない)
— KANE@技術書典9&Podcastの妖(精|怪)&エナジャイザー (@higuyume) October 16, 2020
ふりかえりで陣取りゲーム!~ふりかえりの手法紹介:Blocks https://t.co/X7JzAyq4Bo #Qiita
陣地を広げて、自分の色を広げよう
相手のアイデアにどんどんコメントして、自分の色を広げていこう!
ゲームの実施の様子
ケース①(4人で実施。1回3分×2スプリント分)
ケース②(3人で実施。1回3分×2スプリント分)
※一部色塗り忘れてるけど気にしない
さぁ、やってみよう!
レッツトライ!
ゲームに不備がある?
君のチームの手でゲームを作り上げていってくれ!
真面目な話
生まれた背景
短時間でも盛り上がるふりかえり手法って何だろう?というのを模索し、思い付きで表形式でバラバラに書いてみたら、意外と楽しかったので、「色を付けたらもっと楽しそうだろう」、と。
色を付けてみたら、「あれ?これなんか見たことあるぞ?」「なんだっけ、陣取りゲームの…」「BLOKUSだ!」っていう風になりました。
最初は自分が書いたマスに色を付けただけでしたが、ゲーミフィケーションを取り入れよう、ということで陣取り形式にしてみました。
10/14に手法が生まれて、10/14-16の間にチームで3分×7回実施されて、今の形に至ります。
まだまだ面白くできそうです。
課題
最後にコメント付けた人が最強になってしまうので、最初に新しいマスを切り開いた人には何かインセンティブを与えたいなーと。
最初のマスは太字にしておけば色は変えられない、とか。
来週からまた遊びながらカイゼンしていきます。
2人ならオセロっぽくできるかも。
あとは、ゲームが楽しすぎて、ふりかえりが終わったあとの休憩時間中にもコメントを生やして、陣地を増やしていく人がいる件。
楽しんでもらえる分にはいいけど、ふりかえりが終わらないという。
みなさんも遊んでみて、色々カイゼンしていってください。