Scrum Fest Sapporo Day 1 「Tsutomu Yasui - Happy Lucky XP ― ケント・ベックに教わったこと」
2020/11/06に開催されたScrum Fest Sapporoの発表です。
https://confengine.com/scrum-fest-sapporo-2020/proposal/15008
発表資料はhttps://speakerdeck.com/yattom/happy-lucky-xpで参照できます。
チーム参加してきました
aslead Agile のチーム「オキザリス」にて参加してきました。
このセッションはチーム7人中、3人で参加して、その場で実況しつつ、記事も作っています。
Happy! Lucky! XP! が語呂いいことに気づいた
XPとの出会い
IBMがXPを導入しておりそこでやってみようと思った
プラクティス
- ユーザストーリ
- ペアプロ
- テストファースト
- などなど(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0)
XPはやりすぎなプラクティスでもある(エクストリーム=極端)
XP本初版
コードレビューがよいのであればいつでもやれば。
XXがよいのであれば、いつでもXXやればいいじゃない。
変更コストを低く抑えることは魔法のようには起こらない。
オブジェクト技術がキーとなる(オブジェクト指向)
XP本2版
初版のプラクティスはエクストリームでなくなっていた
XPがあたりまえになり、みんなに浸透していた
プラクティスの特徴はフィードバックである
私がほかの人とプログラミングすることでFBをもらう → ペアプロ
私がテストを最初に書くことでFBをもらう → テスト駆動
すべてのプラクティスが誰かからフィードバックを得られるようになっている
オブジェクト指向の原理
- アイデンティティ
- オブジェクトが一位に識別できる
- 関係
- 複数のオブジェクトに関係を持たせる
- メッセージパッシング
- オブジェクトが関係でつながっていれば、メッセージを送れる
- 関係があるからメッセージが渡せ
全体がよくなって、自分だけがよくなってもしょうがない
私というコンポーネント
コンポーネントは複数のオブジェクトで構成され、関連する機能を提供する単位。
- わたし
- 右手
- キーボード。自分の一部として使えている感覚
- 自転車, 楽器, ペン。自分の体になじむ感覚。
- 家族, 友人。自分の一部として感じる感覚。
- 右手
関係性を経由して、いろんなものと繋がっている。
自分がどこまで関係しているかは、明確な関係性は分からない。
Responsibility
- respond(v)=反応する
- rsponsible(adj)=反応できる
- responsibility(n)=反応できる能力
どこかの誰かと関係があるだろうか?
直接的には関係ないかもしれないけど、実はつながりがあるかもしれない。
そうなると、導出関係が生まれる。
関係がないのに関係ができる。
どこかの誰かが行った行動に、わたしが反応できるようになる。
一切反応しないよ、というのも反応。意識的な判断で行動できるようになる。
カルカソンヌ
野原と道と街のタイルを繋げて、広げていくゲーム。
広がる世界の中でポイントを稼いでいくゲーム。
世界が広がっていくのが好き。
広がり続ける世界の中にある私。
まとめ
XPから、*広がり続ける世界を看過する能力**を学んだ。
私にとってXPとは、裂け目を癒す試み。
砕けて分かれたものを、元に戻す。
わたしが元の姿に戻る試みが、XP。
調和を共有する試み。
ソフトウェア開発で人間としての欲求を満たすことである
Happy! Lucky! XP!
感想
- なんとなくXPしてたけど、「つながる」というのが1つキーワードなのかー
- すごく語呂がいい。癒された。
- XPをもう一度読み直してみたいな、と思った。関係性を広げていこう。
- XPのプラクティスが人からFBをもらえるようになっているというのは知らなかった。