Scrum Fest Sapporo Day 1 「アジャイルに向かう組織に聴いてほしいアジャイルへの第一歩」
2020/11/06に開催されたScrum Fest Sapporoの発表です。
https://confengine.com/scrum-fest-sapporo-2020/proposal/14224
チーム参加してきました
aslead Agile のチーム「オキザリス」にて参加してきました。
チーム7人中、5人で参加して、その場で実況しつつ、記事も作っています。
話したこと
アジャイルが浸透してない組織にアジャイルを取り入れるときに何をすればよかったか
こんな人向け
- アジャイルを取り入れたい
- アジャイルやりたいけど何やったらいいんだろう
という人
初めてのスクラム
- 社内部門の業務アプリを刷新しようとした
- 勉強会を開いてスクラムとは何か学んだ
- プロジェクトのルールや体制を決めた
起きたこと1
それぞれアジャイルってこうでしょ!という考え方がぶつかりあう
起きたこと2
依頼者は発注側であって、受注者が御用聞き状態
→まずはアジャイルを知ろう、それがスタートライン。WFとアジャイルを比較する人が多いけれど、そもそも軸が違う。
アジャイルの誤解は最初に払拭しておくこと
そうすることで「想像していたものと違う」ことを理解してもらえる
結果、長期計画が立てにくいということも理解してもらいやすくなる
計画と目的と進捗の指標
計画を守ることが目的なのだろうか?
計画を守れているからOK、ということではない
**目的を考えたときに何を指標にすると良さそうか。**を意識したほうがいい
- 目標を誰と共有するか
プロジェクトの目的を改めて確認したとき、どの範囲で共有すべきかを見極める。
適用判断
銀の弾丸ではなく、向き不向きを把握していく。
- 顧客との競争体制を作れそうか
- 顧客と同じ方向を向ける状態じゃないと厳しい
- 契約云々もあるけど、最低限歩み寄れそうかどうか
- 向き不向きを考える
- 要件定義が終わってるたいみんぐなら、アジャイルである必要性はない
- なんでアジャイルをするかは考えたほうがいい。レッツトライ精神は歓迎。
- あくまで選択肢の1つ。
体制を整える
周囲のアジャイル理解に対応する
WF開発とのギャップが大きく、関係者に理解されにくかったりする。
単純な説明はするとして、必要に応じて抵抗を和らげる策を講じておいたほうがいい。
目的の認識を合わせる
- 計画書など、明文化されていても、個々の受け取り方に微妙に差異があったりする。
インセプションデッキは全部できたほうがいいけど、最低限「1. われわれはなぜここにいるのか」と「2.エレベータピッチ」はやっておいたほうがいい。
開発中に何度か実施して見失わないようにするのも良い
フランクにアイスブレイクっぽくやってみても面白い
チームのルールを決める
スプリントの期間、ツールなど、狙いを持ったうえでルールを決めることが大切。
狙いを持っておくことで、ふりかえふりかえることができる。
一度決めたルールに固執しなくてもよい。スプリントが終わるのタイミングを待たなくても、スプリント中に変えたって良い。
まとめ
得たいの知れないものを独自解釈しないようにする。
いきなり決めるよりはゆっくり頭を切り替えることが大切。まずは、よくわからない状態からチョットワカル状態にすること。
感想
(参加したチームメンバーの感想です)
- 1年前の発表のまとめはマインドセットを変える!だったが、1年経って考え直すと、、
- マインドセットというものではなく、アジャイルとはこういうものだとか、WFはこういうものだという思い込みをなくすことに尽きる
- 変化した後の姿をイメージしてもらえるかどうかの問題だと思った。