本記事では、OpsRamp Logsのカスタムアプリケーション検出の定義方法について説明します。
概要
OpsRamp Logsでは、OpsRamp Agentがインストールされているサーバ上で動作しているアプリケーションを検出する機能があり、OpsRamp社が提供されている定義があるアプリケーションについては自動で検出します。
提供されていない定義をユーザ側で定義することができます。
設定方法
カスタムアプリケーション検出定義は、Infrastructure > Logs 画面左上のハンバーガーマークのLog Configurationにアクセスし、APP DEFINITIONSのページから設定可能です。
「Environment」では、Linux・Windows・Kubernetesから対象システムを選択することができます。
「APP DEFINITION YAML」では、YAML形式で検出定義を設定します。
サンプル検出定義の設定には、下記のような意味があります。
項目 | 説明 | |
---|---|---|
name | - | アプリケーション名の設定 |
version | - | 検出定義のバージョンの設定 |
skip-app-role | - | アプリケーションロールを無視するかどうかの設定 |
instance-checks | service-check | サービス名からアプリケーションを検出する設定 |
instance-checks | process-check | プロセス名からアプリケーションを検出する設定 |
instance-checks | port-check | リッスンポートからアプリケーションを検出する設定 |
instance-checks | uri-check | URLからアプリケーションを検出する設定 |
instance-checks | command-check | コマンドからアプリケーションを検出する設定 |
instance-checks | path-check | パスからアプリケーションを検出する設定 |
mon-type | - | jmx経由でアプリケーションを監視しているかの設定 |
misc | jmx-port | jmxで監視している場合のjmxポートの設定 |
- 設定例
プロセス名からアプリケーションを検出する設定例です。
custom-app-definition
- name: PyApp # name of the application and name which is sent in app role
version: 1
skip-app-role: false # set to true if app role needs to be ignored
instance-checks:
process-check: # list of process names to look for detection of the app
- app.py