2019年春期の応用情報技術者試験に2週間の勉強でのぞみ、合格した話。
これから応用情報技術者試験を受けようと思っている方のために
- どんな目的で応用情報技術者試験の受験を決めたのか。
- 勉強開始前にどの程度の知識、能力、業務経験を有していたのか。
- 2週間でどのように学習したのか。
- どのように試験にのぞんだのか。
を書き残しておきます。
どんな目的で応用情報技術者試験の受験を決めたのか。
目的は単純で、「普段エンジニア業務で触れない技術知識を浅く広く身につけたかった」からです。
きっかけはたくさんありますが
- 会社で情報学部出身の同期との会話でちょこちょこ知らない単語が出てきてその都度ググるのが歯がゆかった。
- 「応用情報技術者試験レベルの知識なんてエンジニアとして働いていたら、普通に持ててるでしょ。」と先輩エンジニアに言われてドキッとしたこと。
- これからエンジニアキャリアを進めるうえで、自分はどの分野が得意なのか分からない。そもそもエンジニア業務の全体像が理解できていないことに気づいた。
という3つが大きなきっかけでした。
勉強開始前にどの程度の知識、能力、業務経験を有していたのか。
2019年4月の応用情報技術者試験の勉強開始前の僕の業務経験や状況は以下でした。
- 大学4年生夏からプログラミング開始。それまではプログラミング完全未経験。
- サーバーサイドエンジニア歴2年ちょい(メインはJava)
- 業務は事業会社で自社Webサービスの機能設計、実装を行う。
- 業務や個人で触ったことがある技術
- サーバーサイド言語 ... Java, Python, Ruby, C#(Unity)
- フロントエンド言語 ... JavaScript, Angular, HTML, CSS
- データベース ... MySQL, Redis, Cassandra, PostgreSQL
- インフラ/その他 ... Heroku, AWS
- 業務は9時~18時。
- 平日夜や週末は、YoutubeやTwitterをダラダラ見るか、気になる技術をちょっと触る程度。
客観的に見ても、わりかしどこにでもいそうな平均的サーバーサイドエンジニアですね。
2週間でどのように学習したのか。
モチベーションって申し込みの時が一番高まりますよね。何事もそうだと思いますが。
ぼくは典型的なそれで、2019年2月ごろに応用情報技術者試験の申し込みをした時には、「うし!2ヶ月間コツコツ毎日勉強するぞ〜〜!」と意気揚々5000円を振り込みました。
振り込んだところでモチベーションは急降下。
...まあ今日は勉強やめとこか、残業したし。など何かしら理由をつけては勉強を後回しにしつづけ...。
気づいたら試験の2週間前になっている。
「あれ?そういえば応用情報技術者試験そろそろだっけ?...うわ!もう2週間しかないじゃん!」と気づいた時には時すでにおそし。
2週間だけで合格できる気もしなかったのですが、先輩エンジニアに言われた「応用情報技術者試験レベルの知識なんてエンジニアとして働いていたら、普通に持ててるでしょ。」という言葉が急に頭から離れないように。
不合格になったらダサすぎるドリブンで猛勉強することを決意。
2週間となったところで勉強した内容は以下。
- 勉強時間は、平日4時間・休日10時間。合計すると70時間程度
- 合格ボーダーラインは午前・午後ともに6割程度の正答率なので、8割の正答を目標に学習
- 午前問題対策...過去問2014年~2018年分の春秋 合計10回分の2周やる
- 応用情報技術者過去問道場でランダムに問題を解いていく。
- 1周目は知らない問題はすぐ飛ばしながらスピード重視で解きまくり、間違えた問題だけ復習して理解。
- 2周目は1周目で間違えた問題だけを解いて、また間違えた問題だけを復習して理解。
- 1周目の8回分程度は1週間で終わらせた。
- 1回目の解答では30/100点とかだった(合格ラインは60/100点)が、復習して二度目は間違えないことだけを意識して量をこなすことだけに集中。
- 午後問題対策...過去問2015年~2018年分の春秋 合計8回分を1周やる
- 午前問題対策を1週間終わらせた後に勉強開始。
- 11問の中から、自分の得意な分野を6個選んで解く(選ばなかった5問は無視)。間違えた問題だけ解答を読みながら、関連で気になったことをググり、理解深める。
- 午後問題は、過去問の解説が載っている本の中から良さそうな本を選び、その解答を読んで理解を深めた。
やると決めたら一気にやる性格もあってか、2週間は猛烈に勉強することができ、超効率的に知識をつけることができたので、結果的には良かったなと。
一気に4時間以上一つのことを勉強したことで、知識同士のつながりを見つけやすく、理解しやすかった。
どのように試験にのぞんだのか。
試験当日に気をつけたことは以下。
- 試験開始の1時間前には、試験会場の駅に着く(近くのスタバでコーヒー片手に今まで勉強した知識をザーッと振り返り、リラックスする)。
- 時計は会場にないことが多いので、腕時計を持っていく。(自分は持っていなかったので、午前問題が終わった後のお昼休憩に100均で買った。)
- 午前問題 ... 時間が余る可能性が高いが、チェックミスや計算のケアレスミスがないか一度は確認する(これだけで2,3問はケアレス不正解を正せた)。
- 試験終了の5分前になると試験会場から退出できなくなるので、5分前までには退出する(試験時間終了後、一斉に退出すると、人混みがつらい)。
- 午後問題 ... 時間がギリギリになる可能性が高い。150分の試験時間で11問中5問に回答すればいいので、1問あたり25分程度で解答するようにして、25分程度のバッファを持たせた。
- 選んだ問題のうち絶望的に回答できなかった問題があれば、残りの25分間で違う問題に解答する。
- 選んだ5問全て、そこそこ解答できた実感があれば解答を見直してケアレスミスチェックをする。
おもしろい試験問題が出たら、ツイートする。
あとがき
以上、2週間の勉強で2019年春期の応用情報技術者試験に合格した話でした。
実は、15万人もの人が試験会場に辿りつくことすらできていない難関試験。
これから受験する予定の方は、相当な覚悟でのぞむ必要ありますね(=早起きしよう)。