2
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

Zendeskでメールの開封を検知する方法

Last updated at Posted at 2020-05-03

はじめに

Zendesk Supportを使って、顧客とメールでやりとりしていると、100人中120人がこう思うはず。

「顧客に送ったメールが、開封されているか、読まれているか、知りたい!」

Zendesk自体には、あいにくメール開封を検知する機能は無いのですが、Zendeskのマーケットプレイスにあるアプリ、「My Read Receipts」 を使えば、メール開封を検知することができます。

設定すると、以下のような形でメールの開封検知が確認できるようになります。

スクリーンショット_2020-05-03_18_14_27.jpg

Zendeskのメール開封検知アドオン My Read Receiptsとは?

Read Receiptsとは、Zendesk Supportから送信したメールの開封が検知できるZendeskのサードパーティーアプリです。Zendeskアプリストアからダウンロード可能です。

また、このRead Receiptsには、2つのバージョンが存在します。

片方がフリーで、Proが有償になります。

フリーは、単純にメール開封を検知したいという方向けです。
細かな設定調整などはできません。

一方有償版では、未読の場合に〜XXXをするという形でビジネスロジックが組めたり、細かな設定調整が可能です。詳細は、アプリのページをご確認ください。

今回は無償版のRead Receiptsを使って、メール開封を検知できるようにしていきます。
なお、有償版でも、$1.00 per agent, per monthなので、有償版を契約しても良いと思いますYO

My Read Receiptsを使ってみよう

00. インストールから有効化までの手順

My Read Receiptsのサイトの通りにインストールしていきます。

Step 1: Install our free or paid app
Step 2: Enable Rich Content (HTML Email)
Step 3: Create an API token
Step 4: Place your pixel
Optional: Step 5: Activate your Ticket Portal
Optional: Preventing false positives & IP blacklisting

01. Zendeskにインストール

以下URLから、無償版のRead Receiptsをインストールします。
https://www.zendesk.com/apps/support/read-receipts-for-zendesk/

スクリーンショット 2020-05-03 16.50.08.png

インストールボタンを押すと、どのZendeskアカウントにインストールするか、確認画面が出てきますので、対象のアカウントを選択します。
スクリーンショット_2020-05-03_16_54_42.jpg

インストールが完了すると、Zendesk Supportの「管理」のメニューにアプリが表示されます。
スクリーンショット_2020-05-03_16_57_33.jpg

アプリ画面をクリックすると、設定が表示されますが、特に権限を与える必要はありません。
スクリーンショット 2020-05-03 16.55.43.png

02. HTMLメールの有効化とメール開封検知の仕組み(開封検知できない場合の説明)

HTMLの有効化

HTMLメールは、基本的には有効になっているはずです。
なので、特段設定することはないですね。

MyReadReceipitsのサイトに有効化方法が載っています。
不安であれば、確認しましょう。
https://support.myreadreceipts.com/hc/en-us/articles/360015662533

なお、HTMLメールを有効化させている理由は、メール開封検知の仕組みは、HTMLメールで開封させないと働かないためです。

メール開封の検知の仕組み

ちょっと寄り道して、メール開封検知の仕組みを説明します。最後まで設定をするとメール開封が検知できるようになりますが、そもそもどういう仕組みで検知しているか。

実は、送信したメールの中に、以下のようなHTMLタグが含まれるようになります。
これは、画像を表示させるHTMLタグです。メールが開封されると、メール内の画像も表示されるため、画像へのアクセスがあった = メールが開封された!と認識します。

IMG_8211.jpg

完全に推測ですが、zendeskで開封検知する流れは、こんな感じの動きだと思います。
zendeskとMyReadReceiptsの仕組み.png

iPhoneで、キャリアメールを使っていると検知できない時がありゅ

メール開封検知の仕組みですが、上記のような仕組みなっているため、HTMLメールが開けない端末やアプリだと、メール開封が検知できないことは認識しておく必要があります。

例えば、iPhoneでは、メッセージというアプリが入っています。
SMSやiMessageを送受信するアプリですが、このメッセージというアプリでも、電子メールを受信することが可能です。
(ドコモはできないかも...未確認)

このメッセージというアプリで受信をすると、HTMLメールでなく、純粋な文字だけでメールが表示されるため、メール開封が検知できません。
(画像が表示できない、されないため。)

03. API トークンの発行(ZendeskとMyReadReceiptsの連携設定)

APIトークンの発行

次にAPI トークンというもの発行して、連携設定していきます。
手順としては、以下のURLにある通りです。
https://support.myreadreceipts.com/hc/en-us/articles/360015577634

Zendesk Supportの画面から、APIトークンというものを以下のように発行します。
トークン文字列は、次で使うので、コピーしておきましょう!

スクリーンショット_2020-05-03_17_55_15.jpg

MyReadReceiptsのアクティベート

次に以下URLからACTIVATEします。
https://www.myreadreceipts.com/activation.html

フォームには、それぞれ情報を入力します。
スクリーンショット 2020-05-03 18.08.44.png

API Tokenは、前項でコピーした文字列になります。
なお、うろ覚えですが、ここで指定したAPI usernameが、開封検知の時のリクエスタになるはずです。(間違っていたら申し訳ないですorz)
スクリーンショット_2020-05-03_18_11_41.jpg

フォームを送信すると、以下のようなメールが届きますので、手順に従ってアクティベートします。
スクリーンショット_2020-05-03_18_04_54.jpg

04. 送信メールに開封検知用のHTMLタグを仕込む

ついに最後の作業です。以下のURLの作業を行います。
https://support.myreadreceipts.com/hc/en-us/articles/360002589674

01. deskperkにログイン

以下URLからMyReadReceiptsのdeskperkにログインします。
https://www.deskperk.com/account/login/

スクリーンショット 2020-05-03 18.32.25.png

対象のzendeskアカウントを選択します。
スクリーンショット_2020-05-03_18_33_08.jpg

02. HTMLタグの取得

次に、送信メールに埋め込むHTMLタグを取得します。
Read Receipt Pixelをコピーします。

スクリーンショット_2020-05-03_18_42_05-2.jpg

03. 送信メールにHTMLタグの取得

最後に送信メールに、上記2でコピーしたHTMLタグを挿入します。

スクリーンショット_2020-05-03_18_28_47.jpg

以上で設定は終了です!

メール開封が分かると格段にフォローしやすくなった!!

お疲れさまでした!
これで、お客様がメールを開封すると、以下のような形で分かるようになります。

スクリーンショット_2020-05-03_18_14_27.jpg

開封が分かると安心しますし、逆に開封されていないと、電話による連絡が必要という判断もできるようになりますね!

さらにzendeskが使いやすくなりますので、ぜひ、導入してみてくださいね。

2
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?