Azureで仮想マシンの容量が足りなくなってきた場合は、以下の手順で仮想マシンにディスクを追加します。いつものことですが、これも他のAzureの作業と同様に、AWSの場合ほど単純で直感的なものではありません。通常、実行中のシステムのディスク容量を増やすには、仮想マシンをシャットダウンしてディスク容量を増やしてから再度仮想マシンを起動する必要があります。そこで、別の解決策として、追加ボリュームを追加するという方法をとりました。その方法については、続きを読んでください。
#Azureにログイン
Azureポータルから自分のAzureアカウントでログインします。
#仮想マシンコンソールに移動
仮想マシンコンソールに移動してディスクを追加する仮想マシンを探します。
#仮想マシンを選択
ディスクの追加が必要な仮想マシンを選択します
#ディスクタブをクリック
ディスクタブは、仮想マシンにアタッチしているすべてのディスクを表示しています。
#新しいディスクをアタッチ
新しいディスクを作成し接続する をクリックしてディスクをアタッチします。
すると、新しいディスクを追加するオプションが表示されます。
ディスク名、 ストレージの種類 と サイズをそれぞれ入力します。
入力完了しましたら、画面上部にある **[保存]**ボタンをクリックしてください。
#サーバーへのログイン
自分の資格情報を使用してサーバーへログインします。
#ディスクを探す
次のコマンドを使用して、接続されているすべてのディスクを確認します。
lsblk
以下のようにディスクが表示されます
ここで、新しくアタッチされているディスク、 sdd (100G)を見つけることができます。
#ディスクのパーティション
次のコマンドでディスクをパーティション分割します。
sudo fdisk /dev/sdd
fdisk コマンドはfdiskセッションを表示します。
コマンド n を入力して新しいパーティションを作成してください。
残りのオプションについては、すべてEnterを押します。今回は、高度な変更を行わなず、ディスク全体を単一のパーティションとして作成します。
プライマリパーティションで、最初のパーティションは最初のセクタ 2048 から始まり、最後のセクタ 209715199。タイプは Linux になります。
それが完了したら、wと入力し、Enterキーを押して、パーティションテーブルをディスクに書き込みます。
#ファイルシステムの作成
パーティション分割が完了したらをファイルシステムを作成します。そのためには、次のコマンドを使用します。
sudo mkfs.xfs /dev/sdd1
このコマンドで、sdd1パーティションにxfsファイルシステムを作成します。パーティション名の部分は、皆さんのパーティション名に応じてコマンドを変更してお使いください。
この後に、df -hコマンドでチェックすると、まだディスクはマウントされていないため表示されません。
それでは、ディスクをマウントしましょう。
そのためにfstabエントリを作成します。(私は編集にvimを使用していますが 、nanoやviなどの任意のテキストエディタを使用できます。)
sudo vim /etc/fstab
次の形式で新しいパーティションとマウントポイントを入力します。
/dev/sdd1/mnt/datadir xfs defaults,nofail 0 0
これによりディスクがパス /mnt/datadir でマウントされます。
:wq でファイルを保存します(vimで書き込みと終了)。
fstabエントリで指定したフォルダを作成します。
sudo mkdir /mnt/datadir
次のコマンドを実行して、ディスクがエラーなしでマウントされることを確認します。
sudo mount -a
次に、df -hコマンドで確認すると、マウントされていることがわかります。
#結論
新しいディスクを仮想マシンに接続し、マウントできました。基本的にAzureは、Linuxをスペースを増やすことができない Windows マシンのようにしていますが、別のマウントポイントに新しいディスクを追加することはできました。
なぜ人々がAzureを使用するのか私にはわかりません...