はじめに
現場に行くとなんだかんだ触るzabbixを作ってみようかと思った。
断っておくがこれは商用を想定したものではない。
あくまでZabbixの画面を比較的簡単に目にするためのもの。
前提
iptables,selinux停止済みのCentOS7サーバが作ってある前提。
前提リポジトリのインストール
今回インストールするzabbixは時代背景を鑑みて4.2を入れる予定。
zabbix4系列はphp5.4以上が必要だがremiリポジトリで簡単に7.2が手に入る。
なので今回はphp7.2を使う。
(別のバージョンでもいい)
そして一緒にepelリポジトリもインストールしておく。
yum -y install epel-release
rpm -ivh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm
rpm --import http://rpms.famillecollet.com/RPM-GPG-KEY-remi
php7.2インストール
php7.2をインストールする。
ひとつづつyumコマンド打ってもいいが効率が悪い。
なので1行で入れてしまう。
yum --enablerepo=remi-safe -y install php72-php php72-php-mysqlnd php72-php-xml php72-php-bcmath php72-php-ldap php72-php-gd
mysqlインストール
mysqlと書いたがCentOS7のデフォルトはmariadb。
今回はmariadbで構わないのでyumでインストールしてしまう。
(商用環境ではちゃんとcommunity版使う事)
yum -y install mariadb-server
mariadb起動
mariadbを起動しておく。
起動しないとこの後の設定ができない。
systemctl enable mariadb
systemctl start mariadb
Zabbix用データベース作成
Zabbix用のデータベースの作成と必要な権限を付けておく。
mysql
CREATE DATABASE zabbix;
CREATE USER zabbix@localhost IDENTIFIED BY 'zabbix';
GRANT ALL ON zabbix.* TO zabbix@localhost;
exit
Zabbixリポジトリ追加
準備が整ったので改めてZabbixリポジトリを追加する。
yum -y install http://repo.zabbix.com/zabbix/4.2/rhel/7/x86_64/zabbix-release-4.2-1.el7.noarch.rpm
Zabbixインストール
Zabbixもコンポーネントが多いので1行で入れてしまう。
yum -y install zabbix-server-mysql zabbix-web-mysql zabbix-web-japanese zabbix-agent zabbix-get
ZabbixDB初期データインストール
/usr/share/docにzabbixDBの初期設定データが出来ているのでこれをインストールする。
zcat create.sql.gz | mysql -uzabbix -p -D zabbix
の際にパスワードを聞かれるので設定したzabbix
を入力する。
cd /usr/share/doc/zabbix-server-mysql-4.2.8
zcat create.sql.gz | mysql -uzabbix -p -D zabbix
[zabbix]
Zabbix起動
準備ができたのでZabbixを起動する。
enbaleも忘れずに入れておく。
systemctl start zabbix-server
systemctl start zabbix-agent
systemctl enable zabbix-server
systemctl enable zabbix-agent
apache初期設定
これでzabbix
は起動したが画面を出すためにapache
が必要。
そのapache
のconfig
に初期設定を入れておく。
vi
でも構わないが1行なのでecho
で入れてしまう。
echo 'php_value date.timezone Asia/Tokyo' >> /etc/httpd/conf.d/zabbix.conf
apache起動
準備が整ったのでapacheを起動する。
systemctl enable httpd
systemctl start httpd
Zabbix接続
ブラウザを開いてhttp://[IPアドレス]/zabbix
に接続すれば画面が出る。
そのままNext step
を押下。
構成チェック
構成のチェックが走るので全てOKであることを確認してNext step
もしNGのものがあれば手順が抜けている。
確認して全てOKにすること。
DB接続設定
DB接続設定画面になるのでユーザをzabbix
パスワードを設定したzabbix
にする。
その他は放置でNext step
Zabbixのサーバ設定
Zabbixのサーバ設定
Zabbixインストール完了
これでZabbixのインストール(初期設定)が完了するのでFinish
(画面わすれ)
Zabbixログイン
Zabbixにログインする。
初期ユーザはadmin
初期パスワードはzabbix
この情報でログインする。
日本語設定
これでいつもの見慣れた画面が出来る。
ただ英語ばっかりで落ち着かないはず。
じつはZabbixはデフォルトで日本語対応している。
(というか日本製)
日本語設定②
2段目のLanguageの項目をクリックするとプルダウンが表示される。
Japanese
を選択して(プルダウンの裏に隠れている)Update
を押下する。
日本語設定③
さいごに
久しぶりに建ててみたが正直めんどくさいなぁという印象。
ただZabbixもそういえばLAMPなのだなぁということを思い出した。
LAMPサーバという用語は一時期流行ったがいまはどうなのだろうか。
コンテナ隆盛といっても構成としてのLAMPは残っていると思う。
今廃れていくのだろうかどうなのだろうか。