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Centos7でZabbixを建てる

Last updated at Posted at 2024-04-16

はじめに

現場に行くとなんだかんだ触るzabbixを作ってみようかと思った。
断っておくがこれは商用を想定したものではない。
あくまでZabbixの画面を比較的簡単に目にするためのもの。

前提

iptables,selinux停止済みのCentOS7サーバが作ってある前提。

前提リポジトリのインストール

今回インストールするzabbixは時代背景を鑑みて4.2を入れる予定。
zabbix4系列はphp5.4以上が必要だがremiリポジトリで簡単に7.2が手に入る。
なので今回はphp7.2を使う。
(別のバージョンでもいい)
そして一緒にepelリポジトリもインストールしておく。

前提リポジトリのインストール
yum -y install epel-release
rpm -ivh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm
rpm --import http://rpms.famillecollet.com/RPM-GPG-KEY-remi

php7.2インストール

php7.2をインストールする。
ひとつづつyumコマンド打ってもいいが効率が悪い。
なので1行で入れてしまう。

php7.3インストール
yum --enablerepo=remi-safe -y install php72-php php72-php-mysqlnd php72-php-xml php72-php-bcmath php72-php-ldap php72-php-gd

mysqlインストール

mysqlと書いたがCentOS7のデフォルトはmariadb。
今回はmariadbで構わないのでyumでインストールしてしまう。
(商用環境ではちゃんとcommunity版使う事)

mysqlインストール
yum -y install mariadb-server

mariadb起動

mariadbを起動しておく。
起動しないとこの後の設定ができない。

mysqlインストール
systemctl enable mariadb
systemctl start mariadb

Zabbix用データベース作成

Zabbix用のデータベースの作成と必要な権限を付けておく。

Zabbix用データベース作成
mysql
CREATE DATABASE zabbix;
CREATE USER zabbix@localhost IDENTIFIED BY 'zabbix';
GRANT ALL ON zabbix.* TO zabbix@localhost;
exit

Zabbixリポジトリ追加

準備が整ったので改めてZabbixリポジトリを追加する。

Zabbix用データベース作成
yum -y install http://repo.zabbix.com/zabbix/4.2/rhel/7/x86_64/zabbix-release-4.2-1.el7.noarch.rpm

Zabbixインストール

Zabbixもコンポーネントが多いので1行で入れてしまう。

Zabbixインストール
yum -y install zabbix-server-mysql zabbix-web-mysql zabbix-web-japanese zabbix-agent zabbix-get

ZabbixDB初期データインストール

/usr/share/docにzabbixDBの初期設定データが出来ているのでこれをインストールする。
zcat create.sql.gz | mysql -uzabbix -p -D zabbixの際にパスワードを聞かれるので設定したzabbixを入力する。

ZabbixDB初期データインストール
cd /usr/share/doc/zabbix-server-mysql-4.2.8
zcat create.sql.gz | mysql -uzabbix -p -D zabbix
[zabbix]

Zabbix起動

準備ができたのでZabbixを起動する。
enbaleも忘れずに入れておく。

ZabbixDB初期データインストール
systemctl start zabbix-server
systemctl start zabbix-agent
systemctl enable zabbix-server
systemctl enable zabbix-agent

apache初期設定

これでzabbixは起動したが画面を出すためにapacheが必要。
そのapacheconfigに初期設定を入れておく。
viでも構わないが1行なのでechoで入れてしまう。

apache初期設定
echo 'php_value date.timezone Asia/Tokyo' >> /etc/httpd/conf.d/zabbix.conf

apache起動

準備が整ったのでapacheを起動する。

apache初期設定
systemctl enable httpd
systemctl start httpd

Zabbix接続

ブラウザを開いてhttp://[IPアドレス]/zabbixに接続すれば画面が出る。
そのままNext stepを押下。
image.png

構成チェック

構成のチェックが走るので全てOKであることを確認してNext step
もしNGのものがあれば手順が抜けている。
確認して全てOKにすること。
image.png

DB接続設定

DB接続設定画面になるのでユーザをzabbix
パスワードを設定したzabbixにする。
その他は放置でNext step
image.png

Zabbixのサーバ設定

ここは需要によって変化する。
一旦放置でNext step
image.png

Zabbixのサーバ設定

本来はここで色々と確認するが一旦Next stepOK。
image.png

Zabbixインストール完了

これでZabbixのインストール(初期設定)が完了するのでFinish
(画面わすれ)

Zabbixログイン

Zabbixにログインする。
初期ユーザはadmin
初期パスワードはzabbix
この情報でログインする。
image.png

日本語設定

これでいつもの見慣れた画面が出来る。
ただ英語ばっかりで落ち着かないはず。
じつはZabbixはデフォルトで日本語対応している。
(というか日本製)

右上の赤枠にある人間のマーク(?)をクリックする。
image.png

日本語設定②

2段目のLanguageの項目をクリックするとプルダウンが表示される。
Japaneseを選択して(プルダウンの裏に隠れている)Updateを押下する。
image.png

日本語設定③

なんとなくみなれた画面がでる。
すこし触ってみよう。
image.png

さいごに

久しぶりに建ててみたが正直めんどくさいなぁという印象。
ただZabbixもそういえばLAMPなのだなぁということを思い出した。
LAMPサーバという用語は一時期流行ったがいまはどうなのだろうか。
コンテナ隆盛といっても構成としてのLAMPは残っていると思う。
今廃れていくのだろうかどうなのだろうか。

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