Scrum Fest Sapporo Day 1 「 (自称)エバッキーの愛弟子!が札幌でエンタープライズシステム開発のスクラムマスターをしてみたお話」
2020/11/06に開催されたScrum Fest Sapporoの発表です。
https://confengine.com/scrum-fest-sapporo-2020/proposal/14191
チーム参加してきました
aslead Agile のチーム「オキザリス」にて参加してきました。
チーム7人中、3人で参加して、その場で実況しつつ、記事も作っています。
トーク概要
大規模なSIプロジェクトにスクラムマスターとして参画している、山本さんのお話。
もともとはウォーターフォール開発のSIを20年ほど経験されていた。
スクラムに興味を持ったきっかけ
以前いた日本企業の社風や組織風土を外から変えていくとは?を勉強したときに行きついたのがスクラム。
そしてアジャイルというワードをきくようになったこともきっかけのひとつ。
今やっていること
フロント・基幹・分析とスコープが幅広いプロジェクト。
プロジェクト人数は400人超える規模で、複数のスクラム・複数のリモートロケーションから成るチーム。
プロセスとスケジュール
全てをアジャイルでやっているのではなく、
ビジネス計画やテスト・リリースはウォーターフォール、開発はアジャイルというスタイル。
1スプリントはだいたい1から2ヶ月くらい。
1年半やっていたこと
コンポーネントチーム、テクノロジカットでチームを作っていた。
だんだんと弊害がでてきたので、いわゆるフィーチャーチームに変わってきた。
コンポーネントチームでの弊害も多かったが、メリットもあった。
技術ありきの雰囲気はよくなったが、チーム間の依存関係性整理がスクラムなのにめんどくさい状態になっていた。繁閑格差も多々。
分業体制によるスクラムの不安定化
テストチームは、分業していることでデメリットも多かったが、メリットもあった。
一部はウォータフォール、一部はスプリントで行っている。
単純に、すべてスクラムで対応しても問題は起こる。
スクラムマスターとして目指すべき方向性、Visionは?
現状を早く論理的に分析して、あきらめずに変えていくことが大切だと思っている。
勇気、精神力、忍耐力、交渉力が大切。
また、可視化、ロジカルシンキングをもって、人に説明していくことが非常に重要と感じている。
チームメンバーの感想
- ウォータフォール型とスクラム型が混ざっていて、一見アンチパターンのようにも見えるけれども、それでもメリデメがあって面白いなと思いました。
- ウォータフォール型からスクラム型に移行することを検討しているチームにとって、とてもためになる話だったと思います。まだウォータフォール型が主流の企業だと、急にやり方を変えるより、この方法から始めた方がいいと思いました。
- 大規模スクラム難しいんだなとあらためて感じました。。スプリントの期間だったり仕様のまたがりだったり色んな要素があって、スクラム初心者的にはかなり複雑でした。