研究を終え,事前に確認すべきだった...と後になって思ったことを書きおきます
実験にあたって
データセットは正しいか?
- SMILESには溶媒が入っていないか?
- データセット内での重複・テストデータセットとの重複はないか?
- 分子量の分布はおかしくないか?
その条件で実験して比較できるか?
- データ・アーキテクチャ等々,比較したいところ以外は揃っているか?
学習時のログは残るようになっているか?
- 手元の環境で実験する際も,ログをファイルに出力する癖をつけておく
- よほどメモリを圧迫するようでなければ,研究が終わるまで不用意に消さない
- 損失の推移のログに関しては,wandbに登録しておくのがお手軽
執筆にあたって
章立てで必要な部分
- 計算環境
- CPU・GPU・メモリ・OSあたりまで書いておくと無難
図表を入れる時の注意
- 表のキャプションは上部,図のキャプションは下部
- Texで図表に引用を入れる際は,
\caption{hoge}[hoge\cite{fuga}]
として,図表の目次には引用を出さないようにする - グラフや図に文字が含まれる場合は,読めるサイズにするか削除する
- グラフの枠線・目盛りは見えるように太くし,0始まりにする
言い回しの部分
- 漢字変換をしっかり
- 「および」→「及び」,「〜したのちに」→「〜した後に」
- 回りくどくしない
- 「学習を行った」→「学習した」
- 数値+単位の間にはスペースを入れる
- 「5Å」→「5 Å」,「10nm」→「10 nm」
- 堅い言い回し
- 「〜年に登場した**(研究)によって」→「〜年に報告された**(研究)によって」
- 略称を初めて使う際は書き下す
- 「ECFP」→「ECFP(Extended Connectivity Fingerprint)」
必ず先生や先輩に見てもらう
- ギリギリになって見せても時間がなくなる.余裕を持ってお願いする
- どの学生も通ってきた道だから,申し訳ないと思わず研究室の人々にお願いしてOK
- 堅い文章の読み書きに慣れている人に指摘してもらうのが一番良い