Event(イベント)
[ 概要 ]
ボタンを押したとか、ページが読み込まれたなどのデータです。
Google AnalyticsのWeb版でいうイベントやPV、アプリ版でいうイベント、スクリーンビューのようなものです。
開発者が設定するものと、firebaseが自動で取得してくれるものがあります。
参考: Firebaseで自動取得されるイベント
first_open
session_start
screen_view
はどのアプリでもよく使うイベントかと思います
[ 制限 ]
500イベントまで
[ Tips ]
webviewのurlごとなどでeventを発生させると、すぐに500を超えてしまします
urlはWebviewイベントのイベントパラメータとして設定しましょう
webview内のイベントやユーザープロパティの設定は WebView でアナリティクスを使用する を参考にすると良いと思います。
画面表示の追跡方法を参考にすると、screen_viewに名前をつけることが可能です
Event Parameter(イベントパラメータ)
[ 概要 ]
イベントに付与するメタ情報です。
Google Analyticsのイベントラベルやコンテンツグループのようなものです。
このイベントパラメータを管理画面上で見れるようにするには、パラメータ レポートの設定を行う必要があります。
[ 制限 ]
1イベント25パラメータまで
(パラメータレポート)
テキスト 10パラメータまで
数値 40パラメータまで
[ Tips ]
Big Queryにexportする分には1イベント25までですが、firebase analyticsで閲覧できるのは全部で50個までです
Google Analyticsのスクリーンビューページと同じように、スクリーンビューのアクセス数を一覧でみるためには、 screen_view
の firebase_screen_class
をパラメータレポートとして登録する必要があります
User Property(ユーザープロパティ)
ユーザーに付与するメタ情報です。
Google Analyticsのカスタムディメンションのようなものです。
[ 制限 ]
25個まで
[ Tips ]
- イベントに紐づいて送信されるので、level2以上のユーザーは level >= 2で取得できますが、level2以下のユーザーは level != 2 などnotで検索しないといけない
- コードで設定しても、管理画面でも同じ名前で登録をしておかないと管理画面上で利用することができません。
Audiences(オーディエンス)
ユーザーをグループしたものです。
Google Analyticsのセグメントのようなものです。
単純増加するようなプロパティxxxの回数などでグルーピングするのが好ましいです。
(増減するものは一度でもクリアした人が対象となる という制約上難しいです)
[ 制限 ]
50個まで
[ Tips ]
条件を1度でもクリアした人が対象になるので、公開・非公開などステータスがいったりきたりするようなものには不向きです。
Funnel(ファネル)
コンバージョンへの到達プロセスです
Google Analyticsの目標到達プロセスのようなものです。
[ 制限 ]
見つけられなかった
[ Tips ]
Open Funnelという形式らしく、A > B > Cという到達プロセスに対して、CのイベントはBを経由していなくても計上されてしまいます。
A > B > Cで、CはBを経由したことを保障したい場合は、それ専用のイベントを作成する必要があります。
参考: Firebase Analyticsの目標到達プロセスの誤解
Cohorts(コホート)
アプリの継続率を示すコホートを表示できる画面です。
Google Analyticsのコホートと同様です。
[ 制限 ]
特に見つけられなかった
[ Tips ]
特になし
Attribution(アトリビューション)
どの広告がインストールなどのコンバージョンに寄与したかがわかる画面です。
Google Analyticsの集客・キャンペーンのようなものです。
[ 制限 ]
- 対応している広告ネットワークは2018年3月現在、60個です
- first_open のアトリビューション期間は 30 日です。これ以降のアプリ内コンバージョンのアトリビューション期間はすべて 180 日です。
[ Tips ]
特になし
最後に
Google Analyticsとはデータの持ち方が違うので、できること・できないことありますが、ユーザープロパティやオーディエンスをpush通知でも使えたり、何かと便利です
Enjoy Firebase Life