本記事ではMicrosoftの公式ページでの表示言語切り替えについてまとめます。
概要
Microsoftの公式情報は英語での情報提供が一番早いです。
例えば本記事を作成中の2024年12月29日時点でWindows 11 バージョン 24H2 の更新情報で比較してみます。
英語ページでは12月10日(米国時間)に提供開始された、KB5048667 に関する情報へのリンクが存在します。
一方日本語ページでは11月21日に提供開始された、KB5046740 に関する情報までしかなく、大幅に更新が遅延しています。
また、障害が発生した際対処策に関する情報が英語ページでしか提供されていないといったこともままあります。
そのため、英語ページを参照したい場面が多々ありますが、そのような場合にストレスなくページの切り替えを行う方法を記します。
ブックマークレットの活用
Microsoftのサイトでは url の一部の記述を書き換えることで英語ページと日本語ページの切り替えが可能です。
上述した Windows 11 バージョン 24H2 の場合ですと下記の en-us と ja-jp を変更することで言語の切り替かわります。
英語ページ
https://support.microsoft.com/en-us/topic/windows-11-version-24h2-update-history-0929c747-1815-4543-8461-0160d16f15e5
日本語ページ
https://support.microsoft.com//ja-jp/topic/windows-11-version-24h2-update-history-0929c747-1815-4543-8461-0160d16f15e5
該当箇所を手動で書き換えることにより切り替えができます。
ただし手動ですと手間がかかりますのでブックマークレットを活用します。
ブックマークレットは下記にあるように JavaScriptで記述された簡易的なプログラムです。
具体的な追加手順は以下になります。
なお、本記事ではGoogle Chrome での遷移を記述していますが、Microsoft Edgeでも同様の手順で実施いただけます。
-
ブラウザで任意のサイトをブックマークに追加します
※ Microsoftのサイトでなくかまいません -
追加したブックマークを右クリックし編集を選択します
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名前欄に、言語の切り替えるものであることがわかりやすい名前をつけます
URL欄に下記を記述し保存します。urljavascript:(function(){ let currentUrl = window.location.href; let newUrl; if (currentUrl.includes('en-us')) { newUrl = currentUrl.replace('en-us', 'ja-jp'); } else if (currentUrl.includes('ja-jp')) { newUrl = currentUrl.replace('ja-jp', 'en-us'); } if (newUrl) { window.location.href = newUrl; }})();
-
Microsoftの日本語ページを開き作成したブックマークをクリックします
-
英語ページに切り替わることを確認します
英語ページで作成したブックマークレットをクリックすると日本語ページに戻すことができます。
作ったブックマークレットをブックマーク バーに登録しておくと日本語・英語の切り替えが容易に可能です。
公式手順
ブックマークレットを活用いただければ不要かとおもいますが、参考までに公式手順も紹介しておきます。
日本語ページの最下部にあります、下記の記載より変更が可能です。
ただし別画面への遷移があり選択するのにひと手間かかります。
また、一部のページにつきましては下記の地球儀マークをクリックすることで変更が可能です。
ただし、すべてのページに用意されているわけではありません。
AWS、GCPのサイトに関して
URL欄の記載を変えることで他のサイトでも同様に言語の切り替えが可能です。
AWS
javascript:(function(){ let currentUrl = window.location.href; let newUrl; if (currentUrl.includes('en_us')) { newUrl = currentUrl.replace('en_us', 'ja_jp'); } else if (currentUrl.includes('ja_jp')) { newUrl = currentUrl.replace('ja_jp', 'en_us'); } if (newUrl) { window.location.href = newUrl; }})();
GCP
javascript:(function(){ let currentUrl = window.location.href; let newUrl; if (currentUrl.includes('=en')) { newUrl = currentUrl.replace('=en', '=ja'); } else if (currentUrl.includes('=ja')) { newUrl = currentUrl.replace('=ja', '=en'); } if (newUrl) { window.location.href = newUrl; }})();
ただし、ともに上部に言語切り替えのためにUIが用意されており、かつ別画面へ遷移することなく切り替えが可能であるためブックマークレットの登録がなくともストレスは大きくないと思われます。
まとめ
ちょっとしたことではあるのですが、ブックマークレットを活用いただくことで手間を削減ができ、記載されている内容に集中することができると思いますので、参考になさっていただければと思います。