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【AWS DBS対策】RDS for OracleをAuroraへ移行してみた【後編:スキーマ移行からリソース削除まで】

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本記事は、前回の記事の続きです。まだご覧になっていない方はこちらからどうぞ。

■手順

・スキーマの変換

まずはOracleのスキーマをAurora MySQLのスキーマにコンバートします。

- 移行元の情報入力

ダウンロードしたSCTを開きます。
「File」、「New Project」の順に選択し、Project nameに「DMSDemoProject」と入力します。スライド19.PNG
「Add source」、「Oracle」、「Next」の順に選択します。スライド20.PNG
Connection nameに「Amazon RDS for Oracle」、server nameは前の記事でメモした値が例えば
「jdbc:oracle:thin:@dmsdemo-oracledb-XXX.XXX.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com:1521:ORCL」であれば太字部分のみ入力します。
最後にパスワードを入力します。初期設定のままであれば「oraadmin123」です。
その後「Test connection」を選択します。スライド21.PNG
「Accept the risk and conrinue」を選択する。スライド22.PNG
下記画面が出れば問題ないです。OKを選択します。
image.png
「Connect」を選択します。スライド23.PNG

- 移行先の情報入力

移行元の情報が入力されたので、次は移行先の情報を入力します。
「Add source」、「Amazon Aurora(MySQL compatible)」、「Next」の順に選択。スライド24.PNG
Connection nameに「Amazon RDS for Oracle」、server nameは前の記事でメモした値が例えば
「dbc:mysql://dmsdemo-auroracluster-XXX.cluster-XXX.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com:3306
」であれば太字部分のみを入力する。
最後にパスワードを入力します。初期設定のままであれば「auradmin123」です。
その後「Test connection」を選択します。スライド25.PNG
後は同様に「Accept the risk and conrinue」、「OK」、「Connect」の順に選択します。
これで移行元と移行先の情報入力が完了しました。スライド26.PNG
左のパネルから「HR」のみ、右のパネルから「Aurora MySQL database」のみ選択し、「Create mapping」を選択します。スライド27.PNG
左のパネルの「HR」を右クリックし、「Create report」を選択します。スライド28.png
すると移行評価レポートが発行されます。pdfやcsvファイルで保存が可能です。DB移行前に見れるのがポイントです。スライド29.PNG
Action Itemsに戻り、左のパネルの「HR」を右クリックし、「Convert schema」を選択します。スライド30.PNG
その後、右のパネルの「hr」から「Apply to database」、「Yes」と選択します。スライド31.5.png
再び右のパネルの「hr」から「Refresh from Database」、「Yes」を選択します。スライド31.PNG
これで移行元から移行先へスキーマが反映されました。
参考元ページでは、移行先のDBに実際にスキーマが反映されたか確認するフェーズがありますが今回はスキップします。

・レプリケーションインスタンスの作成

AWS Database Migration Serviceへいき、レプリケーションインスタンスの作成を選択します。(画像無し)

下の画像の赤枠部分を基に以下のパラメータを入力し、
「レプリケーションインスタンスの作成」を選択します。

項目名
名前 DMSdemo-repserver
説明 自由記入
マルチAZ 開発またはテストワークロード(シングルAZ)
Virtual private cloud(VPC) for IPv4 DMSdemo

スライド32.PNG
スライド33.PNG

すると10分ほどでレプリケーションインスタンスが作成されます。

・AWS DMSのソースエンドポイントとターゲットエンドポイントの作成します。

DMSのコンソールからエンドポイントの作成を選択します。
設定後、「エンドポイントの作成」を選択。スライド34.PNG

下の画像の赤枠部分を基に以下のパラメータを入力し、
「レプリケーションインスタンスの作成」を選択します。

項目名
エンドポイントタイプ ソースエンドポイントにチェック
RDS DBインスタンスの選択にチェック
RDSインスタンスは先ほど作成したレプリケーションインスタンスを選択
エンドポイント識別子 Orasource
エンドポイントデータベースへのアクセス アクセス情報を手動で提供する
パスワード 自分で設定したもの(デフォルトのままならoraadmin123)

スライド35.PNG
するとソースエンドポイントが作成されます。
続いてターゲットエンドポイントを作成します。再びエンドポイントの作成を選択します。

下の画像の赤枠部分を基に以下のパラメータを入力し、
「レプリケーションインスタンスの作成」を選択します。

項目名
エンドポイントタイプ ターゲットエンドポイントにチェック
エンドポイント識別子 Aurtarget
ターゲットエンジン Amazon Aurora MySQL
サーバー名 ※あとで編集
ポート 3306
ユーザー名 ※あとで編集
パスワード ※あとで編集

スライド36.PNGスライド37.PNG

データベース移行タスクの作成と実行

データベース移行タスク選択
最後にタスクの作成スライド38.PNG
ステータスが実行中になる
ソース名はHR。ソーステーブル名は%。スライド39.PNG

・移行後の確認

コンソールでテーブル統計みるスライド40.PNG
SQL Workbench/Jを開き、Aurora Connectionを開いて、以下のように表示されれば以降は完了です。スライド41.PNG

・リソースの削除

以下の手順通りにリソースを削除してください。

DMSのデータベース移行タスクを消去
DMSのエンドポイントを二つ削除
DMSのレプリケーションインスタンスを消去
CFnスタックを消去

以上で作業は完了です。お疲れ様でした。

■最後に

今回はDBS試験勉強の一環としてSCTとDMSを操作しました。問題を解いているだけでは中々イメージしづらい部分も、手を動かしてみるとすっと入ってくるなーと実感しました。ちなみに去年からSCTを使わずとも、DMS内でSchema Conversionが行えるようになってます。詳しくはこちら。それではまた次回の記事でお会いしましょう!

参考URL一覧

AWS公式

『Step-by-Step Migration』
『AWS Schema Conversion Tool とは』
『Java ランタイム環境とは』

その他

『SQLクライアントはこれひとつでOK! あらゆるDBMSで使える「SQL Workbench/J」をデータ解析で活用しよう』
『JDBC(e-Words)』
『DBMS_STATS』

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