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Remote TestKit基本機能をWeb版とソフトウェア版で使う

Last updated at Posted at 2020-12-04

はじめに

Remote TestKitのWeb版とソフトウェア版で基本的な機能を使ってみました。

使用するツール

  • Remote TestKit
    • アカウント登録済みで、端末レンタルできる状態。
    • 本記事では、ユーザ専用の環境を構築して使うオンプレミス版Remote TestKit Enterprise)を使用します。
    • クラウド版に読み替えていただいて差支えない範囲です。

Remote TestKitとは

公式ページ:https://appkitbox.com/testkit/
クラウド上のスマホをレンタルし実機検証を行うことができるサービスです。

環境

Web版ソフトウェア版があり、それぞれの対応環境は以下の通り。
ざっくり言うと、ソフトウェア版の方が、端末に対してできる操作が多いです。

  • Web版
    • Google Chrome、FireFox、Safari の最新バージョン
  • ソフトウェア版
    • Windows 10(64bit)
    • macOS high sierra, mojave, catalina

Remote TestKitでできること

  • クラウド版

    • 約700機種以上がレンタル可能
    • 初期構築のコストがかからず申し込み後すぐに利用できる
  • オンプレミス版

    • ユーザが購入済みの端末をRemote TestKitで使える
    • 社内ネットワークで利用できる
    • キャリア通信、Bluetooth接続など、柔軟な検証に使える
  • クラウド版/オンプレミス版共通

    • アプリのインストール
      • akpファイルやipaファイルがあればOK(普段ストアからインストールするのと同じくらいの時間でできました)
      • ストアからのインストールも可能
    • 静止画や動画の撮影
    • Magic Podといった自動テストツールとの連携
    • Android Studioといった開発ツールとの連携
    • 複数端末同時利用

使い方

端末をレンタルする

  1. Remote TestKitへログイン
  2. 端末一覧から「利用可能」な端末とレンタル時間を選択する

※同一アカウントであっても、Web版でレンタルした端末は、ソフトウェア版で操作できません。(逆も同様)

▼Web版の画面

▼ソフトウェア版の画面

▼この画面上で操作します(左:Web版、右:ソフトウェア版)
  

端末を返却

返却したい端末を選択し、「返却」します。
レンタル時に設定した利用時間を超過すると、自動的に「返却」されます。
※返却後、5分間は同じ端末を使うことができないため注意。

端末のレンタルを予約

あらかじめ使う機種や使う時間が決まっている場合は、端末のレンタル予約ができます。

  • クラウド版の場合

  • オンプレミス版の場合

    • Remote TestKit管理者ページより、「ユーザ・機種・日時・クライアントタイプ・言語」を指定してレンタル予約ができます。

複数端末レンタル

複数端末を同時にレンタルすることができます。
※クラウド版の場合、料金プランによって同時利用端末数が異なります。

Web版

Web版の場合は、同ページ内で対象端末を切り替えて操作を行います。

ソフトウェア版

ソフトウェア版の場合は、端末ごとにウィンドウが開きます。
複数端末に対して同じ操作を行いたい場合は、「同時操作」ができるソフトウェア版がおすすめです。

▼「URLを入力してブラウザを起動」を同時操作

利用してみた所感

  • 実機を直接操作するよりはもたつくものの、思ったよりサクサク。
  • 複数端末の同時レンタル、同時操作ができるのは検証にかかる時間を効率化できそう。
  • 長時間の検証や決まった端末での検証を行いたい場合、レンタル予約は必須に感じた。
    • オンプレミス版だと、端末を初期化しないようにしたり、占有端末として設定したりできるそうなので便利そう。
  • Magic Podなどの自動テストツールとの連携も試してみたい。
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