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STAC2020から考える、さいきょうのバーチャルカンファレンス運営

Last updated at Posted at 2020-12-07

先日こちらに参加してきました。内容も非常に良かったのですが、何より僕が参加したバーチャルカンファレンスの中で一番良かったと思えるほど、運営が素晴らしかったです。その要素がどこにあるのか、ちょっと解きほぐしてみたいと思います。

主催者が「ゆるい」

何が一番すごかったか、と問われるならば、これを答えます。主催者がゆるいんです。もちろん、いい意味でです。それを象徴していたのが、Zoomを閉じる際の最後の言葉「じゃーねー」です。これまで1000人規模のバーチャルカンファレンスで、「じゃーねー」で切っちゃう主催者がいたでしょうか。(本当に、いい意味で言っています)

オープニングでも同じような雰囲気で、ゆるく、だれでも発言しやすい雰囲気を作ってくれていました。このことが、後述する参加者の活発な意見交換につながっていたと思います。

ツール構成が良かった

当日はZoom/Discordで運営されていました。Zoomではほぼ一方向配信、Discordでは参加者同士、参加者*スピーカーのコミュニケーション、あとは主催者からの連絡が行われていました。

Discordのチャンネルがプログラムになっていたのがとてもわかりやすかったです。

参加者のリテラシーが高かった

これはリモート会議におけるリテラシーや、カンファレンス参加へのリテラシーなどいろんなものが含まれます。

事例としては、Zoom荒らしに対してみんな(当然主催者の対応は完璧)が冷静に対処したこと。そして、発表者までがうまく対処したこと(ありえないほど!)。

もう一つの事例としては参加者が能動的にカンファレンスを盛り上げるということを理解し、Discordでポジティブな意見を発信しまくったこと。

この半年でリテラシーがあがってきたのかもしれませんが、このカンファレンスに参加する人たちの平均リテラシーが高いというのも少なからずありそうです。

これらから何が生まれたか

そして、こんな素晴らしい運営から生まれたのは、

活発なコミュニケーションにより、参加者の得た価値がリアルカンファレンスより増えた

という事実です。(推測ですけど、たぶん正しい)

感動すら覚えるレベルです。見習いたい。

これもあったらもっとよかったなという点

些細なところなので蛇足ですが、もっと良くするためは、

・TwitterとDiscordの役割分担(Twitterの流量が減り、世の中への発信は減った)

・Discordで重要な質問が拍手により流れた

・Zoom荒らし対策

ぐらいが問題/課題として思いつきます。

自分が主催者になるときは、まずSTAC2020のレベルに追いつき、さらに良くする手段を試してみようと思います。

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