環境
version | |
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PC | MacBook Air M4 2025 |
OS | Seqoia 15.4 |
UTM | 4.6.5(108) |
ARM64 windows11 | 22H2 26100.3775 |
症状
UTMにてWindows 11のARM版をインストールし、utm-guest-toolsをインストールした際、またはWindows Updateした際にdisplay output is not activeと表示され画面出力がなくなる
原因
UTMのissuesによると、最新のWindows側の問題であるらしい?原因としてはWindowsの出力をUTMのソフトウェアが正しく受け取れないことである。そののためリモートデスクトップなどは反応するかも?(未検証)
解決方法
同issueによると、インストールメディアの取り出し、ディスプレイ設定の変更で解決が可能なようだ。今回はWindows11をインストールし、utm-guest-toolsをインストールした際にエラーが出たものとする。念の為バックアップを最初に取ることを推奨する。また噂によるとdisplay output is not activeの画面でほっとけば動くという噂もある...?
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OSインストールメディアを外す
画像の部分のCD/DVDからisoファイルをはずし、utm-guest-toolsとosイメージファイルのisoを外す
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仮想ディスプレイカードの変更
まずはUTMのマシンを右クリック→編集→ディスプレイの仮想ディスプレイカードが標準設定ではvirtio-ramfb-gl (GPU Support)になっていると思うが、それを virtio-gpu-pci (GPU Support) に変更する。また、拡大縮小をリニア、Retinaモードにチェックを入れとくと良いだろう。 -
起動
ここでもう一度WIndowsを起動する。Boot画面が少し長い場合もあるが少し待ってみる。 -
utm-guest-toolsの再インストール
無事Windowsが起動したらUTMのソフトから上記の画像の設定をもう一度開き、utm-guest-toolsを選択する。その後エクスプローラを開き表示されている250mb程度のDVDドライブからutm-guest-toolsをインストールする。このときに前回は最後まで進まずに途中でdisplay output is not activeと表示されたが、今回は最後まで完走することを確認する。
この問題はWindowsアップデートなどによって解決する可能性もある。