はじめに
Agora SDKにはWebSDKのデモページの提供をしております。
今回はどんな種類のデモがあるのか皆様にご紹介いたします。
今回はBasic編ということで、Agora WebSDKに初めて触れる方向けの内容となっております。
その他検証などにお役立ちする場合もあるかと思いますので有用にご活用いただけますと幸いです。
下記リンクよりすべてのWebDemoにアクセス可能です。
WebDemo紹介
Basic Call
まず手始めに最も基本的な3種類(Voice/Video/Live)のデモを紹介します。
Voiceはその名の通り音声のみの通信を行うデモになっております。
VideoデモはCommunicationモードの映像音声の送受信が行えるデモとなっております。
簡単な画質の変更などもできるので、検証にも役立つ最もオーソドックスなデモです。
Agora WebSDKご利用開始されたばかりの方は、公式ページのサンプルとこちらの挙動をご確認いただくのが最もおすすめです。
LiveデモはLiveモードの映像音声の配信が行えるデモとなっております。
ホストとオーディエンスのどちらかでチャンネルに参加することが可能です。
CommunicationモードとLiveモードに関する説明は下記ご参照いただけますと幸いです。
Communicationモード:双方向・少人数
チームミーティングやオンラインチャットなど、チャンネル内のすべてのユーザが互いに通信する必要があり、ユーザの総数がそれほど多くない場合に適用されます。
ホストのみで17人まで通話可能です。
Liveモード:一方向・多人数
チャンネルにホストと多数のオーディエンスが存在する場合に適用されます。
SDKではホストとオーディエンスの2つのRoleを定義しています。
ホストは音声と動画の送受信が可能で、オーディエンスは受信のみ可能です。
チャンネル内でホストとオーディエンスを入れ替えることができます。
ホストは17人まで双方向通話可能です。オーディエンスは100万人まで視聴可能です。
CloudProxy
Cloud Proxy は、企業などで制限されたインターネット環境下からAgoraのサービスを利用するにあたり、ファイアウォールなどのセキュリティ機器を超えて通信を実現するためのプロキシ機能です。
Cloud Proxy を利用することで、エンドユーザーのネットワークにおけるセキュリティポリシーにフィットすればAgoraのサービスをご利用いただける可能性が高まります。
Cloud Proxyを利用することで、教育、医療、エンタープライズや政府系サービスなど、制限されたネットワーク環境下からエンドユーザーが参加する可能性のあるイベントにおいて、接続の成功確率を上げることが可能です。
こちらのデモは疎通確認の検証用にご利用いただければ幸いです。
Cloud Proxy機能をご利用したい方はこちらからご確認ください
SelfCapturing
SelfCapturingはローカルユーザー側の画像をキャプチャして映像配信ができるサンプルとなっております。
アイコンなどを表示する機能の実装にお役立ちできるかと思います。
SelfRendering
SelfRenderingはローカルユーザー側の映像を複製して映像配信ができるサンプルとなっております。
Zoomのような参加者全員を上部に表示しつつ、発話者を大きく映すような実装の際にお役立ちできるかと思います。
Screenshot
Screenshotはその名の通りスクリーンショットを取ることができるデモになっております。
ホストとして入ったクライアントでスクリーンショットが撮れる実装となっております。
ShareTheScreen
ShareTheScreenはその名の通り画面共有を行うデモになっております。
こちらは画面共有機能のみのサンプルとなっております。
ビデオも一緒に送信する際にはクライアントを2つ作成する必要がございます。
画面共有機能をVideo Callと一緒に実装したい方はこちらからDocumentをご確認ください。
最後に
ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。
上記デモが皆様の開発の助けになれば幸いです。