イオン飽和電流と電子圧力は以下の式
I_{s} = qn_{e}\exp\left(-\frac{1}{2}\right)\sqrt{\frac{kT_{e}}{m_{i}}}S
P_{e} = n_{e}T_{e}
で与えられる。また$I_{1}>I_{2}$である$I_{1},I_{2}$が存在すると仮定する。
I_{s1} > I_{s2}\\
n_{e1}\sqrt{T_{e1}} > n_{e2}\sqrt{T_{e2}}\\
n_{e1}T_{e1}=P_{e1} > n_{e2}\sqrt{T_{e1}T_{e2}}\\
P_{e1} > n_{e2}T_{e2}\sqrt{\frac{T_{e1}}{T_{e2}}}\\
P_{e1} > P_{e2}\sqrt{\frac{T_{e1}}{T_{e2}}}
ここで、 $T_{e1}\leq T_{e2}$
が満たされていると仮定すると、$P_{e1} > P_{e2}$となる。したがって、同じ電荷量を持つ2つのイオン飽和電流を比較するとき、片方に対してイオン飽和電流が大きくかつ電子温度が小さい方は、電子圧力が大きいことが主張できる。