#概要
Ruby Kaigi Takeout 2021に参加しました。
今回は、9月9日〜9月11日の三日間開催です。
配信内容はRubyKaigi 公式チャンネルにて現在閲覧することが可能です。
https://www.youtube.com/channel/UCBSg5zH-VFJ42BGQFk4VH2A
PRK Firmware: Keyboard is Essentially Ruby / Hitoshi HASUMI
特に印象深いこちらのセッションについて感想を書きます。
セッションで言及されている DIYキーボードは実質Ruby という角谷さんのLTはこちらです。
このLTも絶対見てください!
自分としても全くその通りだ!と思う話を上記LTではされています。
今回のRubyKaigiのセッションはそのLTの延長戦みたいな Rubyで作られたキーボードファームウェアのお話です。
https://github.com/picoruby/prk_firmware
のっけから 自作キーボードに付属する一般的なProMicroでは動かない話がでてきます。
また、LogicLevelの違いで一手間くわえないといけません。
「それでも Ruby でキーボードの設定をしたいんだ!」 という熱意が感じられます。
prk_firmwareですが、コンパイルしなくていいというのは確かに衝撃的です。
そして設定方法もRubyの記法なので非常に読みやすいです。
Rubyでコーディングして設定できるのは革命的です。
キーボードの中にRubyを処理できる機構があるのでそれで処理をさせるのはちょっと変態的な感じはありますが、夢が広がるという感じは受けます。
使い道は難しいかもしれませんが...
しかし、ここで伏線を回収しました~キーボードは実質Ruby~であると。
内容もさることながら、多彩なデモで非常に面白いセッションでした。
対象のSFE-DEV-17717を手に入れるのが面倒ですが、色々と試してみたいと思います。
#感想
Ruby Kaigiに参加するのは今年が初めてで、初めての参加がオンライン開催となりました。
Ruby Kaigiといえば色んなところで開催していて、それに参加するための移動や観光を含めて一つの体験だと思っていたので、
次回はオフラインで参加して楽しむことができればと思います。
撮影した動画、もしくは生配信でのセッション形式で、配信画面とチャット欄という構成で行われました。
初日は配信トラブルやチャットの不具合などが多々ありましたが、それ以降は比較的スムーズに進行しました。
チャット機能は可もなく不可もなくと言う感じで、PHPカンファレンスで実施されている 専用discord鯖などもあると嬉しいです。
Matzさんのキーノートは概ね去年のRuby 3.0 release event(アーカイブ上がっている場所知っている人いれば教えてください)で言われていたことと変わりありません。
Rubyはこれからも開発者に寄り添う素晴らしい言語として成長していくことを願います。
また、今年のリリースイベントも楽しみにしたいと思います。 関係者の皆様ありがとうございました。