5/15-17にかけて開催されたRubyKaigi2024に参加しました!
今回の開催は沖縄ということで、初夏で過ごしよい気候の沖縄とRubyのセッションを二重に楽しめて非常にお得なイベントでした。
以下感想ベースのレポ。
Weird Code
day1の最初のセッションでWeird Codeという概念を初めて知りました。
直訳すると奇妙なコードって意味になりますが、アスキーアートみたいなコードが実際に動かせたり、さらにはそのアスキーアート自体がGIFみたいに動いたりと、文字通り奇妙なコードでアート的な面白さとインタプリタの知見の両方が生かされた楽しい文化だなーと。自分でも試してみたくなる良いセッションでした。
https://drive.google.com/file/d/1Dkx15u_5UAGoFqJHCeAuj2FXS-z_U7EE/view
ちなみに、会場とかに貼られてたポスターもWeird Codeで書かれてました。
Property Based Testing
恥ずかしながら、Property Based Testing(PBT)という概念知らなかったのですが、flakyとかで入力値にランダム性持たせたテストを大量に回して予期せぬ不具合を洗い出すみたいな感じで解釈しました。(いつものテストはExample Based Testingっていうらしい)
んで、大量に回すためにractorを使った並列実行やテスト支援するPBT gemの紹介などをするセッションでした。
話聞いてるときは現場で活かせそうな話だなーと思ってましたが、実際にPBT活かせそうな機会って考えた際に現状あんまりなさそうだなーと。実際に有効活用している例とか気になります。
rbs(とLLM
rbsの型定義をLLM使っていい感じに自動生成しようぜ、ってセッション。開発中のRBS gooseというツールの開発の過程をベースにrbsの自動生成周りの現場やLLM周りの話が聞けました。
rbsの自動生成周りの知見なかったので、現状どういったツールが有りそれぞれの精度がざっくり把握できたのが良かったです。あと、LLMの利活用周りの具体的な話が聞けたので、自身でLLM使ってなにか作りたいってときの参考にできそうだなーと。
Parser関連
今年のRubyKaigiはParser(とParserGenerator)の話が多く、lramaやprismなどのセッションが多かった印象です。
ただ、自分がコンピュータサイエンスのバックエンドが全然ないため、正直話の内容ほとんど理解できず、漠然と凄いなーという小学的な感想を抱きつつRubyコミッターさんへ尊敬と感謝の念を湧かすくらいのことしかできなかったです。
来年の自分へ
今年の自分は特に目的なくなんとなくでRubyKaigiに参加しました。それでも楽しめてはいたのですが、準備してから参加したほうがより楽しめたかなーという反省点がいくつかあったので残しておきます。
セッションの下調べ
Parser関連などセッション参加しても理解が追いつかずに十分に楽しめなかったセッションができてしまったのが心残りになってます。
なんで、来年参加する場合は事前にセッション確認して理解できる内容か確認したうえで、理解できない場合は事前に知識蓄えるなどの準備をしとくと良さそうです。
DrinkUp
ドリンクアップの参加申込あとでいいかってやってたら枠終わってたりしてたので、来年は早めに申込しとくと良さそう。
観光
RubyKaigiとはズレますが、RubyKaigi参加ついでに観光したい場合は先に目的と必要な時間整理して予定組んでください。
旅行慣れしてないのに時間だけ用意してアドリブで楽しもうとしても時間持て余すだけで満足感下がります。