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EC2 Instance Connect を使ったEC2への接続方法を調べてみた

Last updated at Posted at 2023-06-27

はじめに

今月アップデートがあり、EC2 Instance Connect でプライベートIPアドレスを使用したSSH、RDP接続が可能になりました。
2023年5月までは、パブリックIPアドレスが必須でしたが、プライベートIPアドレスも使えるようになったのはうれしいですね。

今回は、このEC2 Instance Connect のパブリックIPとプライベートIPのそれぞれの接続方法の違いを調べたので、まとめます。

以下の記事を参考にさせていただきました。
詳しい内容はこちらをみていただくといいと思います。

EC2 Instance Connectの概要

EC2 Instance Connectは、パブリック/プライベートIPアドレスを使用してEC2インスタンスにSSH、RDP接続することをサポートするサービスです。

現在はIPv4のみサポートされています。

また、EC2 Instance Connect自体は無料で利用可能です。

パブリックIPを利用したEC2 Instance Connect

パブリックIPを利用する場合、コンソール画面からIAMベースによる認証でEC2にSSH接続可能です。
Instance MetadataにSSH公開鍵が格納されるので、それを使用してセキュアに接続ができます。

image.png

プライベートIPを利用したEC2 Instance Connect

プライベートIPを利用する場合、ユーザーVPC内にEC2 Instance Connect Endpointを作成することで、
「AWS外部→EC2 Instance Connect Endpoint Service → EC2 Instance Connect Endpoint → 対象EC2インスタンス」
の経路で接続可能です。

image.png

EC2 Instance Connect EndpointとSession Managerの違い

EC2 Instance Connect Endpointによる接続が、Session Managerと何が違うのか、気になったため、ざっくりですがまとめてみました。

AZ障害への対応可否

  • EC2 Instance Connect Endpoint は、 1つのVPCに1つしか作成できないため、作成したサブネットにAZ障害が起きると利用できなくなります。
  • Session Managerでは、複数のサブネットにVPCエンドポイントが作成できるため、AZ障害に対応可能です。

必要なエージェント

  • EC2 Instance Connect Endpoint を利用するには、EC2 Instance Connect パッケージがEC2 インスタンスにインストールされている必要があります。
  • Session Manager を利用するには、AWS Systems Manager エージェント (SSM Agent)がEC2 インスタンスにインストールされている必要があります。

最大セッション時間

  • EC2 Instance Connect Endpoint:最大1時間
  • Session Manager:最大24時間

EC2以外にEC2 Instance Connect Endpointを利用して接続することができる

EC2 Instance Connect Endpointは、EC2だけでなく、VPCからIPv4で到達可能なサービスにも接続可能です。

例として、RDSへの接続方法を紹介します。

image.png

RDSへの接続方法については、こちらの記事にもまとめています。

→2023/6/28に宛先のポート番号はTCP 22、TCP 3389のみとなったため、EC2以外は利用できなくなりました。

おわりに

EC2への接続にはいつもSession ManagerやFleet Managerを利用しているので、今後はEC2 Instance Connectも使ってみようと思います。

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