マット・ピアソンのジェネラティブ・アートを最近購入して、ジェネラティブ・アートにハマりそうです。
ただ、Processing の開発環境(Processing Development Environment; PDE) でコード書くのめんどくさい!どうにかして Vim で書きたい!と思い、その環境をなんとか整えたので備忘録を書かせていただきたく思います。
対象者
- Vimmer
- CLI 中毒者
- お気に入りのエディタで編集してコマンド叩いて実行したい人など
実行環境
- Mac OS X El Capitan 10.11.6
- Processing 3.1.2
- Vim 8.0.3
- dein.vim
processing-java
のインストール
以下、Mac を対象にして書きます。Linux や Windows ユーザの方は適宜読みかえたり調べてください、申し訳ありません。
まず、Processing の開発環境である PDE は processing.org からダウンロードすることができます。寄付を求められますが、とりあえず今のところは No Donation を選んでおけばいいでしょう。
PDE をインストールしても CLI で利用可能なコマンド processing-java
がインストールされていません。PDE を起動して、メニューバーにある Tools > Install "processing-java"
を選択することでインストールすることが可能です。
インストール確認
以下のコマンドを叩いて、パスが返ってきたらインストールは成功しています。
$ which processing-java
processing-java
の使い方
使い方は、--help
オプションで見ることができるのですが、この記事を見つけたので、これに従って試していました。しかし、次のコマンドを打つと Processing 3.1.2 ではうまくいきません。
$ processing-java --run --sketch=$(pwd)/test_sketch --output=$(pwd)/test_sketch/output
なんどやっても No sketch path specified.
と言われるので、しらべてみるとこの Issue に辿り着きました。そうです、こうすればいいのです。
$ processing-java --sketch=$(pwd)/test_sketch --output=$(pwd)/test_sketch/output --force --run
最初から help の英語をちゃんと読んでいれば、すぐに解決したものを...
みなさん、英語は勉強しましょうね☆←
コマンド引数に渡す値も help を読めばわかりますが、どういう流れでビルドやランをすればいいのかは、先程のこの記事を読めばいいと思います。
vim-processing
のススメ
Vimmer なら、 processing-java
をインストールした状態で vim-processing
を入れることで幸せになれます。 僕は、dein を使っているのですが、 NeoBundle の人は読み替えてください。いつもどおり、追加します。
call dein#add('sophacles/vim-processing')
これで、vim-processing
がインストールされ、PDE なしで素敵な Processing ライフを送れます。追加される機能は以下です。
- シンタックスハイライト
-
K
でドキュメント参照 -
:make
でスケッチの実行
さいごに
vim-processing
が最高です。最高。