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AnsibleAdvent Calendar 2019

Day 8

AnsibleでおうちIoT

Last updated at Posted at 2019-12-07

はじめに

この記事はAnsible Advent Calendar 2019おうちハック Advent Calendar 2019の8日目です。

概要

こんな感じの構成を作ります。
Untitled Diagram.jpg

今回はAWS IoTをSubscribeするためにRaspberry Pi Zero、赤外線リモコンとしてbroadlink RM mini3を使いましたが、目的が果たせれば何でもよいです。

AWS IoT設定

AWS IoTのコンソールからモノの登録をします。
スクリーンショット 2019-12-07 20.14.44.png

「単一のAWS IoT モノの登録」を選び、名前だけ入力し作成を進めます。
スクリーンショット 2019-12-07 20.15.07.png

「1-Click 証明書作成」を選ぶと以下のように証明書が作成されるので、全てダウンロードし「有効化」をクリックします。
ルートCA証明書はコレをダウンロードしておきます。
スクリーンショット 2019-12-07 20.31.48.png

ポリシーを作りますが…
スクリーンショット 2019-12-07 20.40.02.png

アクションを「aws:*」、リソースARNを「*」と雑に作ってしまいます。
本格的に使う場合はそれなりに考えましょう。
スクリーンショット 2019-12-07 20.40.40.png

ポリシーを作ったら、先ほどモノを登録した時に作られた証明書にアタッチします。
スクリーンショット 2019-12-07 20.41.00.png

左のメニューから「設定」を開き、エンドポイントのURLを控えておきます。

サブスクライバの準備

AWSのGithubで公開されているサンプルのPythonスクリプトを利用します。
pipでパッケージをインストールし、

$ pip3 install AWSIoTPythonSDK

以下のようにスクリプトを起動しておきます。

$ python3 basicPubSub.py -e <エンドポイントのURL> -r <ルートCA証明書のパス> -c <モノの証明書ファイルのパス> -k <プライベートキーファイルのパス> -t myTopic -m subscribe

AWSコンソールのテストのページからmyTopicに発行を行い、標準出力にメッセージが出力されることを確認しておきます。

スクリプト変更

問題なくサブスクライブができていたら、メッセージを受けたらコマンドを実行するようスクリプトを改変します。
customCallback関数を以下のように変更。

basicPubSub.py
def customCallback(client, userdata, message):
    payload = json.loads(message.payload)
    print(payload["deviceName"])
    print(payload["name"])
    print(payload["value"])    
    if payload["deviceName"] == "RoomLight" and payload["name"] == "powerState":
        if payload["value"] == "ON":
            subprocess.call(<照明をつけるコマンド>)
        elif payload["value"] == "OFF":
            subprocess.call(<照明を消すコマンド>)
        else:
            print("Unknow Value:" + payload["value"])

編集後、再度スクリプトを起動しておきます。

#Playbook作成(この記事唯一のAnsible要素)
AWS IoTにPublishするために、Ansibleのmqttモジュールを利用します。
paho-mqttが必要になるのでインストールしておきます。

pip install paho-mqtt

Playbookは以下のような感じで書きます。

mqtt.py
---
- hosts: localhost
  become: no
  tasks:
  - name: Light On
    mqtt:
      topic: 'myTopic'
      payload: '{"deviceName": "RoomLight", "name": "powerState", "value": "ON"}'
      qos: 0
      server: <エンドポイントURL>
      port: 8883
      ca_cert: <ルートCA証明書ファイルのパス>
      client_cert: <モノの証明書ファイルのパス>
      client_key: <プライベートキーファイルのパス>

実行すると…

$ ansible-playbook mqtt.yml 

VID_20191208_005218a.gif
できました。

おわりに

Ansibleアドベントカレンダー登録したものの、ネタが思いつかず…。
AnsibleでMQTT扱いたい人の参考になれば幸いです。

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