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waifu2xをGoogle Colabで動かせたので共有してみた

Last updated at Posted at 2020-12-10

実行結果

Screen Shot 2020-12-11 at 1.52.41.png

waifu2xとは

ノイズ補正をしつつ、きれいに画像を2倍のサイズにしてくれる神の御業
https://github.com/nagadomi/waifu2x

実行した理由

  • 写真の画像をとりあえず2倍にしたい案件があった。
  • おうちPCがMacなので、CUDA・NVIDIAに依存してるやつは動かせない
  • Waifu2xのCaffe版とかもあってそちらだと動くんだけど、写真向けモデルは移植されてなかったり、ノイズ補正が対応してなかったりする
  • Deep AIにもwaifu2xあるじゃん!!無料で使えるの!?ヒャッホー... あれ?これイラスト向けだけだ...
  • 他の画像拡大系のモデルも使ってみたけど、実際試してみたら実用に耐えられなかった

共有した理由

  • waifu2xをGoogle Colabで実行したものを探してみたけど、きちんと動いているやつが見つからなかった。
  • waifu2x-caffeとかだったら結構ある

Notebook

こちらを参照してください

Google Colabで実行したらTorchのインストールだけで30分〜3時間ほどかかりました
稼働状態によって異なるっぽいですが、初期設定だけでかなり時間がかかります。

ハマったことなど諸々

no CUDA-capable device is detected

RuntimeがGPUになっていない可能性があります。
[ Runtime ] -> [ Change runtime type ] で確認できるので、なってなかったら変更してください。

:warning: 変更すると今までの実行結果が消えるようなので、なるべく早い段階で気づいてください

念の為、環境変数でも指定するといいようです。

import os
os.environ["CUDA_VISIBLE_DEVICES"]="0"

luarocks: command not found

waifu2xの依存パッケージを入れていくあたりでいわれて、その前にTorchをインストールしていて、ログを追うとそこでは普通に使えてるっぽいのでなんでや!!ってなります。
結論から言うと、luaとTorchのインストールにwaifu2xと同じ作者のnagadomi/distroを使ったのですが、これをGoogle Colabで実行した場合、luarocks/content/torch/install/binの配下に作成されるようです。
デフォルトだと、この場所にはPATHが通ってないので、通します。

stackoverflowやgithubを覗くと、nagadomi/distroをGoogle Colabで使っている場合、同じ原因でコケている方が結構いました。

# add PATH for luarocks

import os
os.environ['PATH'] += ":/content/torch/install/bin"

あとがき

Google ColabというかJypter Notebookをガッツリ使った経験がまだそれほどないので、共有しているファイルでこここうしたほうがいいみたいなのがあるかもしれませんが、それは良しなに...

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