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Movable Type for AWS(AMI)初期構築の記事

Last updated at Posted at 2019-07-22

こんにちは、Mylopsのエンジニアをしてます後河内です。

弊社では、CMSとしてMovable Typeを使用することがあるのですが、その際にMovable Type for AWSで構築することがあります。
Movable Type for AWSとはAWSでのマーケットプレースで公開されているMovable Typeが既にインストールされているAMIとなります。

image.png

基本的にはこちらを使用すればすぐにMovable Typeを利用できることになります。

なおAWS上でのインストールについては下記の記事が参考になると思います。
https://www.sixapart.jp/movabletype/aws/how-to-use.html

弊社ではプラグインを使うために上記以外に標準で実施している設定もありますので、備忘録をかねてまとめたいと思います。

1.timezoneの設定

サーバ内の時刻を日本に合わせます。
これをしないと、スケジューラー機能等が予期しない時間(9時間遅れ)に動くことの原因になってしまいます。

  • /etc/sysconfig/clock を以下の内容に変更
ZONE="Asia/Tokyo"
UTC=false
  • 以下のコマンドを実行しタイムゾーンファイルの変更
$ sudo ln -sf  /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime

2.Swap領域の設定

Swap領域 とは、メモリ使用量が実メモリの量を超えると、使われていない部分が一時的に書き出される場所になります。
基本的にSwapを使用されるのは良くない状況ですので、あくまでも保険として設定するものになります。
もしSwap領域が普段から使われる場合は、サーバのスペックアップを考えた方がいいです。

設定方法(下記を参考にしてください。)

*上記記事では4GBですが弊社ではインスタンスサイズが小さい場合1GBで作ったりします

$ sudo dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=1M count=1024

3.MTの日本語・日本時間設定

/data/conf/mt-config.cgiに以下の設定を行います。

変更

DefaultLanguage      en_us

DefaultLanguage      ja

追記

DefaultTimezone         9

4.その他に実施していること

上記が構築時に実施していることですが、ウェブサイトをサービスとして公開するまでに以下の作業も実施してます。

DNSの設定とSSL証明書の発行

ドメインの取得を行い、SSL証明書を発行しHTTPSで接続をできるように設定します。

SPFレコードとDKIMの設定

迷惑メールを飛ばなくする設定をしてます。
弊社ではSESを利用することが多いです。

バックアップの設定

弊社ではLamdaでバックアップをとるコマンドを実行してます。
インスタンスにバックアップ対象のタグと世代を設定することで自動的に毎日バックアップを取っております。

監視の設定

Amazon CloudWatchとZabbixを使い死活監視などもしております。

上記が弊社でMovable Type for AWSを使用する場合に標準的に実施している内容になります。

なお今回の設定についてはこちらのスライドも参考にしてます。
https://www.slideshare.net/mtajima/movable-type-for-aws

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