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VirtualBoxでWindowsマシンを仮想ルータとして使う

Last updated at Posted at 2023-04-17

VirtualBoxの仮想ルータをLinuxマシンで作成している例はあったが、Windowsマシンで作成してみたので自分用のメモとして残す。

完成イメージ

3台のWindowsマシンを作成する
・WindowsServer2019 × 1台
 サーバ
・Windows10 × 2台
 クライアントPC
 仮想ルータ
vboxwin.jpg

1. VirtualBoxの設定

1-1. VirtualBoxマネージャで2つのNATネットワークを作成する
「ファイル」>「環境設定」>ネットワーク
・172.16.0.0/16[NATネットワーク①(サーバ用)]
・172.17.0.0/16[NATネットワーク②(クライアント用)]

1-2. 仮想マシンにNATネットワークを割り当てる
「設定」>「ネットワーク」
・サーバ
 アダプタ1に[サーバ用]NATネットワーク
・クライアントPC
 アダプタ1に[クライアント用]NATネットワーク
・仮想ルータ
 アダプタ1に[サーバ用]NATネットワーク
 アダプタ2に[クライアント用]NATネットワーク

1-3.仮想マシンでIPアドレスの設定

サーバ クライアント 仮想ルータ
IPアドレス 172.16.0.10(16) 172.17.0.10(16) 172.16.255.254(16)
172.17.255.254(16)
デフォルトGW 172.16.255.254 172.17.255.254

2. 仮想ルータの設定

仮想ルータ用のWindowsマシンでIPルーティングを有効化するだけでOK。

2-1. レジストリで「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentCntrolSet\Services\Tcpip\Prameters」の「IPEnableRouter」のデータを「1」に設定する

2-2. サービスで「Routing and Remote Access」を有効にして、サービスを開始する

3. Pingの疎通確認

それぞれのWindowsマシンのWindowsファイアウォールで、以下を有効に変更する。
・ファイルとプリンターの共有(エコー要求 – ICMPv4受信)
・ファイルとプリンターの共有(エコー要求 – ICMPv6受信)
・仮想マシンの監視(エコー要求 – ICMPv4受信)
・仮想マシンの監視(エコー要求 – ICMPv6受信)
※「仮想マシンの監視」も有効化しないと、サーバからクライアントPCにpingを打ったときに、タイムアウトする

クライアントPCから仮想ルータ&サーバ、
サーバから仮想ルータ&クライアントPCにpingが通るようになる。

参考にしたサイト

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