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コンテナエンジン搭載のArmadillo-IoTゲートウェイ A6Eを触る

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IoTあるじゃん ALGYAN8周年祭2023 にて アットマークテクノArmadillo-IoTゲートウェイ A6E
を頂けましたので少しレビューをしてみます。

Armadilloとは?

Armadilloは、国内メーカであるアットマークテクノ社のLinuxボードです。
RaspberryPiと異なり、産業用に特化したのが特徴で、耐久性、信頼性などRaspberryPiとはターゲットが異なります。
特に起動デバイスとしてフラッシュメモリ(eMMC)が使用できることが特徴と言えます。
そのため、価格も一段高いものとなっています。

Interface 2023年2月号Linux開発&デバッグ術50では、Armadilloの事例が出てきており
詳しくはこちらをご覧いただくといいかと思います。

全景

製品の全景です。
ACアダプタのほかに、LTEアンテナや、シリアル接続用のUSBケーブル付属しています。
A6E-1.JPG

DINレール対応

DINレールに取り付けた例です。
A6E-2.JPG

Armadillo Base OS とは

Armadillo Base OS は、アットマークテクノが提供する専用ディストリビューションです。
Linux5.10 をベースに、コンテナ管理機能、ソフトウェアアップデート機能、ネットワークマネージャーなどに対応。機能を限定したコンパクトなOS で、安全性の高い運用を実現しているそうです。
image.png
引用:armadillo-iotg-a6e_product_manual_ja

コンテナ技術

Armadillo Base OS により コンテナ単位 でのアップデートが可能なだけでなく、セキュアな環境を維持することができるそうです。

豊富なインターフェース

また、各種オプションにもよりますが、以下のインターフェースに対応しているようです。

  • LAN
  • GPIO
  • 接点入出力
  • Wi-Fi
  • LTE-M
  • Serial
  • RS485
  • USB
  • MicroSD

分解してみる

端子カバーは爪1個で止まっています。
A6E-3.JPG
microSDカードスロットは、基板の中心部にあり、交換は推奨しにくいです。
そもそもRaspberryPiと異なりフラッシュメモリ(eMMC)により接触部がないことによる堅牢性があります。
このためmicroSDカードスロットが使いにくい位置にあるのは、設計思想なのかもしれません。(単純にCPUボードのためと思いますが)
A6E-4.JPG

開発環境

VM Wareによる開発環境が用意されています。
このため、開発環境を構築するという必要もありません。
今までのように、全部自分で用意するものとは大きく異なっており、ハードルは格段に下がったといえます。

感想

Armdilloは、ハードルが高いイメージでしたが、今回の製品は、それらを払拭したうえで機能をまとめた製品と言えます。
特にGPIO端子が容易にアクセスできることで、単なるゲートウェイとしてだけでなく、様々に活用しやすい製品なのではないでしょうか?

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