2025年6月10日に開催されたUSB 20 Gbps カンファレンス ~次世代USB接続の未来を切り拓く~に出席しました。
基調講演①高速インターコネクト市場の統合と展望
USBとPCI Express,Thunderbolt,DPとの関係を説明頂きました。
PCI Express
初期のPCI Expressは外付け可能でしたが、USBへの統合に伴い、外付けデバイスが排除されました。
Thunderbolt
Thunderboltは当初光ファイバーで計画されましたが、銅線に移行しUSBへ統合されました。
USB-Cの変遷
USB3.2からUSB4にかけてコネクタの変更だけでなく、DP(DisplayPort)とPD(PoertDelivery)のサポートが追加されました。
USBロゴ・表記の変更
基調講演②USB 20 Gbpsの可能性を解き放つ
EZ-USB FX20開発ボードにはFPGA(EFINIX Ti180 FPGA)が選定されており、4チャネルのMIPIデバイスが使用可能となっています。
DEMO_FX20_MIPI_001
EZ-USB FX20 MIPI to USB 20Gbps solution demo kit DEMO_FX20_MIPI_001
今後販売予定とのことですが、Raspberry Piカメラコネクタを4本搭載し、MIPI DSIコネクタも搭載しておりRaspberry Pi4個の入力が可能です。
セミナー① USBの基礎理解とUSB 20Gbpsアプリケーション設計(ハードウェア)
FX20のハードウェアの設計指南から構成について説明頂きました。
特にFB(フェライトビーズ)の質問は私が過去に質問したことがあり、出席者からも質問されており細かい所を押さえた好演でした。
セミナー② USB 20 Gbpsアプリケーション設計(ソフトウェア)とUSBコンプライアンス実現
ソフトウェアはソフト開発とハンズオンで2パートに分かれて講演されました。
FX3とFX5/10/20でMCUコアが異なるだけでなく、開発環境やRTOSが異なります。
サンプルファイルを使用してFX20のコンパイル、書込みデモを行いました。
Github:EZ-USB FX20: Hello world application