日本パルスモーターのパルスコントロールLSI 基礎学習セミナー 中級セミナーを受講しました
https://www.pulsemotor.com/event/seminar/PCL-seminar.html
セミナー概要
初級セミナーは1軸パルスコントロールLSI PCL6115を
中級セミナーは2軸パルスコントロールLSI PCL6125の使用方法を説明するものになります。
PCL61X5は以下の軸数を制御できます。
PCL6115:1軸
PCL6125:2軸
PCL6145;4軸
https://www.pulsemotor.com/download/#PCL6125-EB
はじめて触る方は初級セミナーをお勧めします。
PCL6125搭載評価ボード
FT232HLとPCL6125がSPIで接続されたボードになります。
PCL6125を使う上で重要なのはPCからコントロールするアプリケーションソフトウェア群です。
LSI単体をビット操作でコントロールするだけでなくWindows等からGUIでコントロールできます。
そして、これらのLSIの特徴は補間動作にあります。
直線補間など滑らかに動作させるためには相応の制御が必要になりますがこの補間をLSIがしてくれます。
使用ハードウェア
今回使用する評価キットは写真のようにしっかりとした梱包で届きました。
ボードを組み立てた様子
背面の様子
さすがとしか言えない配線です。
セミナーの様子
SpeedSimulator
ステッピングモーターの動作をシミュレーションするソフトウェアです。
目視では見えない実動作を可視化してくれます。
モーションパターンビルダー
PCL6125の動作をフロー図により構築できます
GUIのフローで制御できるのは便利ですね。
パルスコントロールLSI_基礎学習セミナー_中級_実習編_210601.pdfから引用
アプリケーションソフト
今回メインで使用するソフトウェアになります。
直線補間や簡易制御などの動作からエンコーダーやリミットスイッチなどの動作までを把握、コントロール可能です。
通常なら、これらのアプリケーションは自分で作る必要があるだけにすべて準備しておいてもらえるのは本当に楽です
総評
ステッピングモーターをArduino等で動かすことはあれどWindowsなどのPCから直接コントロールすることはあまりないのではないでしょうか?
マイコンを使用せずに、細かな補間動作を含みつつ制御をしたいという方にこれらのLSIがお勧めだと思います。