東急ハンズや書泉で売られている東京メトロ7000系の切換操作盤を動かしてみます。
メトロ7000系切換操作盤は、ワンマンとツーマンをスイッチで切り替えるものになります。
全景
ワンマン・ツーマンのランプはAC100V、DC100Vどちらでも点灯が可能です。
背面とコネクタ類
スイッチとランプはD101が共通になっているようですが、ランプは、ランプ、スイッチはスイッチのD101が存在するのが特徴です。
リレーでテスト
まずはリレーで回路を作ってみましょう。
リレーで回路を組む場合、コンセントからのAC100Vだけで構成することが可能です。
自己保持回路
今回は自己保持回路というものを作っています。
リレーの⑬と⑭が繋がるとリレーが駆動します
切スイッチは常時導通している状態になっており、スイッチを入れると非導通になるスイッチになります。
一度入スイッチを入れると切スイッチで切断するまで回路が保持されるます。
ワシ丸ドットコム!さんの動画で詳しく解説されています。
【リレー回路】車側灯と運転士知らせ灯を車掌スイッチと連動させて操作してみた!
自己保持回路では回路を切断するスイッチが必要でしたが、切換操作盤はスイッチが2個しかない為、もう一方のスイッチのONで代替するのが今回の回路構成です。
回路を見てみましょう。
リレーに繋がるスイッチが繋がる事でリレーが駆動し、自己保持するようになるとともに、別のリレーを切断します。
3Dプリンタで作った筐体に組み込んだ様子です。
マイコンで組んだ場合
同じ内容をマイコンとリレーモジュールで作ってみます。
マイコンの場合は、コンセントからのAC100V以外にマイコンを動かすための5Vが必要になりますが
それ以外の配線は、写真の通り、少なくて済みます。
リレーとマイコンどちらがいいのか?
よくリレーとマイコンどちらがいいかと聞かれることがありますが
リレーにはリレーの、マイコンにはマイコンの良さがあります。
今回のように、リレーだけで完結できる場合はリレーだけで完結する方が早いです。
ただし、もし、スイッチやランプがこれ以上増える場合は、マイコンとリレーモジュールで作った方が簡単かつ安価になります。
使用する電圧、電流などから何が簡単かつ安価にできるかで選定するといいと思います。
完成
東京メトロ 7000系 切換操作盤をリレーで制御する pic.twitter.com/pXc7kwejnp
— usashirou (@usashirou1) April 16, 2023