RAK811の新ファームV3.0.0が公開されています。
今までと若干仕様が異なるので、The Things Network(TTN)への接続方法を書いてみます。
**新ファームは、ブートローダーを使用することで、Bootピンを使用しない上、OTA書き込みが可能になったようです。
ファームウェアがすでにV3.0.0.xの人は、ここを読み飛ばしてください。
まずは、STM32CubeProgrammerをダウンロードします。
https://www.st.com/ja/development-tools/stm32cubeprog.html#overview
起動します。
接続しているCOMポートを指定しConnectします。
この時に、RAK811のBootピンをVCC(3V)に接続してください。
ここではBoot部分を書き込みます。
ファームウェアは、こちらになります。
https://downloads.rakwireless.com/en/LoRa/RAK811/Firmware/
RUI_RAK811_V3.x.x.x.H_Release.bin
RUI_RAK811_BOOT.bin
をダウンロードしておきます。
今回使用するのはRUI_RAK811_BOOT.binです。
**RUI_RAK811_V3.x.x.x.H_Release.binはHとLがあります。
Lは、低周波数用、Hは高周波数用で、日本で使う場合は、Hを使用します。
モデムチップに使われているSX1276は全帯域をサポートしていますが、
SX1278 などは、日本の帯域では使用できないので要注意です。
V3.0.0.xの人はここから読んでください。
次に、RAK LoRaButton Upgrade Tool V1.0.exeを起動しファームを書き込みます。
https://downloads.rakwireless.com/en/LoRa/RAK612-LoRaButton/Tools/
書き込み終了後 teraTermなりで接続します。
*RAK_SERIAL_PORT_TOOLTOOLでも可能
https://downloads.rakwireless.com/en/LoRa/RAK811/Tools/
at+version でバージョンを表示します。
at+get_config=device:status
でデバイスステータスを表示するよ
・at+set_config=lora:work_mode:1
X definition: 0: LoRaWAN, 1: LoRaP2P, 2:Test Mode.
・at+set_config=lora:join_mode:0
X definition: 0: OTAA, 1: ABP
・at+set_config=lora:class:0
X definition: 0: Class A, 1: Class B, 2: Class C
・at+set_config=lora:region:AS923
ここからは、The Things Networkの設定をしていくよ。
こちらを参考に設定します。
https://qiita.com/usashirou/items/f713b61362edf10c347d
・at+set_config=lora:dev_eui:XXXX
・at+set_config=lora:app_eui:XXXX
・at+set_config=lora:app_key:XXXX