CQ出版にて開催の~i.MX8で学ぶ~組み込みLinuxハンズオン・セミナを受講しました。
セミナー内容
ハンズオンセミナは以下のテーマでした。
- i.MX8 ULP×Yocto ProjectではじめてのBSPカスタマイズ
- Linuxデバイス・ドライバ開発入門
- Wi-Fiモジュールによるネットワーク拡張
- i.MX8ULP ではじめる画像認識AI
応募者多数・・・
ボード込みで1万円という格安なこともあり、抽選に落ち続けていていましたが、今回当選し受講できました。
開発ボードMaaXBoard 8ULP
使用する開発ボードはMaaXBoard 8ULPになります。
MaaXBoard 8ULPはデュアルCortexA35(800 MHz)とCortexM33(216 MHz)を搭載したRaspberry Piフォームのシングルボードコンピュータになります。
プロセッサやメモリなどはSoMという小基板に集約されており、I/Oベースボードから各種I/O端子が使用できる構成になっています。
SoMはJetsonやRaspberry Pi Compute Moduleなど目にすることが多くなっています。
MaaXBoard 8ULPは拡張端子としてMIPI CSIやMIPI DSIがありますが、Wi-Fi/Bluetooth、HDMIがありません。
更に、デュアルA35と決して高速なコアでは無い為、本来は、画像処理等には向かないSoCとなります。
セミナーの様子
講習内容
午前は無線LANの基礎知識から、セキュリティ、技適についての座学を受講し、午後からはドライバの基礎知識や開発、導入を学びました。
MaaXBoard 8ULPは有線LANのみ対応し、Wi-FiやBluetoothには対応していません。
サイレックス社のWi-Fiモジュール SX-SDMAX を使用しWi-Fiを使用できるようにします。
https://www.silex.jp/products/wireless-module/sdio/sxsdmax
総評
この講習を受けることでデバイスドライバ周りの作りを知らないといけない事がわかっただけに、本セミナーは4回分を通して受講するべきなのではないか?と思い、改めて全回を受講したいなと思いました。