TouchGFXを使おう3～画面遷移編～

TouchGFXを使おう3～導入編2～の続きです。

今回はTouchGFXで画面遷移をします。

TouchGFX入門：画面遷移と性能

STマイクロエレクトロニクスが製作しているYoutubeも参照ください。
なるべく近い構成となるように調整しています。

Interactionで遷移する

Interaction を使用して 画面遷移 をしてみます。
2つのScreenを作成し、Screen2にボタンでScreen1に戻るようにします。
最初にScreenを2つ作成し Interacytions⇒＋ を クリック し Integration を追加します。
Trigger：Button is clicked
Choose clicked source：button1
Action：Change screen
Choose Screen：Screen1
とします。
この段階でScreen2のボタンをクリックするとScreen1に戻るプログラムになりました。

プログラムで遷移する

プログラムを使用して自動的に画面遷移を行います。
Screen1に Action を 追加 します。
＋　Add Custom Action を クリック します。

Actionの名前を今回は、action1 にします。

Interacytion を追加します。
Trigger：action1 is called
Action：Change screen
Choose Screen：Screen2

コード追加

コード生成 し Screen1View.hpp に handleTickEvent を 追加 します。
今回は VisualStudioCode を使用していますが、STM32CubeIDE等 でも 可能 です。
Generate Code または Run Simulator で コードを生成し Files から 生成されたコード を開きます。

ファイル⇒フォルダーを開く からフォルダーを指定して開きます。

フォルダはプロジェクト名とおなじｎ

今回は、Screen1View.hpp と Screen1View.cpp に コード を 追加 します。

• gui⇒include_gui⇒Screen1_screen⇒Screen1View.hpp
• gui⇒src⇒Screen1_screen⇒Screen1View.cpp

Screen1View.hpp

最初に、Screen1View.hpp に handleTickEvent を 追加 します。
TouchGFXProjects\MyApplication\gui\include\gui\screen1_screen\Screen1View.hpp を開き

virtual void handleTickEvent();
int tickCounter = 0;

を追加し以下のような形にします。

public:
    Screen1View();
    virtual ~Screen1View() {}
    virtual void setupScreen();
    virtual void tearDownScreen();
    virtual void handleTickEvent();
protected:
    int tickCounter = 0;

Screen1View.cpp

次に、Screen1View.cpp に 動作内容 を 追加 します。
Screen1View.cpp に tickCounter が 60 になると動作するようにします。
TouchGFXProjects\MyApplication\gui\src\screen1_screen\Screen1View.cpp を開き

void Screen1View::handleTickEvent()
{
    if(tickCounter >= 60) action1();
    tickCounter++;
}

を追加します。

以上で 60カウント でスクリーンScreen1からScreen2に変化するプログラムになりました。
TouchGFXを使おう4～アニメーション～に続きます。