BVE 鉄道シミュレーターで自宅運転台を動かそう~ATC対応速度計を動かす~シフトレジスタ編 で使用した基板の製作方法です。
部品リスト
部品は以下になります。
ICの数が01/02系用と7000・8000系用で異なります。
回路図
製作方針を決める
本基板では液晶やATCメータ、入力デバイスなどに対応可能です。
今回は、01・02系及び8000(7000)系用ATCメータ及び液晶を使う前提で説明します。
全景
共通) 01・02系の速度計を動かす場合
加工は、上から順番に行う事をお勧めします。
- ICのハンダ付け
01・02系はATCメータのインジケーターの数は24個以下の為、左下の黄色の枠内のIC及びコネクタを使用します。 - コンデンサ
次に、ICの横にあるC6~11にコンデンサ0.1uFをはんだ付けします。
C1には1uFのコンデンサをはんだ付けします。 - 可変抵抗
メータに合わせて可変抵抗を選定します。- 可変抵抗例)
- ATCメータ:2kΩ
- 電流計:1kΩまたは5kΩ
- ブレーキ指令:1kΩ
- 可変抵抗例)
- コネクタ
使用するデバイスの数に合わせてコネクタをはんだ付けします。 - ピンヘッダー
液晶を使用する場合は、左上のコネクタをはんだ付けします。
液晶のリセットピンを使う場合は、C1の上のRSTのピンにもピンヘッダーを追加します。 - スイッチ・ジャック
スイッチは向きを注意してハンダ付けします。 - ESP32のコネクタをはんだ付けする
ESP32にピンヘッダーを軽くつけた状態で仮付けし、ESP32を取り外してすべてのピンをはんだ付けします。 - ジャンパ
裏面のパッドをショートさせます。(3.3V)
7000・8000系の速度計を動かす場合
右下の黄色の枠内のTD62783と74HC595、コネクタを1列追加します。
ただし、緑枠内にあるジャンパをショートしておきます。
完成
以上で完成です。
半田付けの確認を含めてプログラムを入れて1個1個の動作を確認してください。
コネクタによる違い
CN1~8までは24Vのインプット(GND)が制御可能です。
CN9~12は24Vのアウトプットが制御可能です。
この為、出力制御する部品と入力制御するものを分けて制御することが出来ます。