CH32X035 で ArduinoNano サイズの基板を作ってみました。
CH32X035は使い勝手が良いSoCですが、汎用的に使えるサイズにしたく検討した結果ArduinoNanoサイズが存在しないため製作しました。
仕様
- ArduinoNanoサイズ
- ピン配置を純正に近づける
- USB-PD対応
ピン配置
CH32X035のピン配列とArdino Nanoのピン配列は一致しません。
このため、一部のピンのみ一致させました。
回路図
USB PD
CH32X035の売りはUSB PD機能と言えます。
当然ながらPD出力用にコネクタを搭載しています。
今回はXHコネクタではなくターミナルブロックにしました。
レギュレータ
USB PDの最大電圧は20V(または28V)になります。
今回、レギュレータは30V入力に対している78L03を使用しましたが
AP7333の方が効率もいいのでこちらが良かったかもしれません。
5Vも同じく78L05を採用しましたが、AP7375を使用した方が効率がいいです。
スイッチ
電圧切替とダウンロード用にスイッチを2個搭載しました。
電圧切替用スイッチはB0に割当ました。
1608と1004
チップサイズ部品は手実装できる1608を中心にしていますが、SoCの横コンデンサのみ1004にしており
ホットプレートなしでも組立て可能です。
プログラムと書き込み機
Arduino IDEでも開発可能ですし、ダウンロードボタンによりUSBで直接書き込み可能です。
これによりWCH-Link-Eを使用せず書き込みが可能です。
ガーバーファイル
Githubにアップしました。
https://github.com/taisirou/ch32x035-Nano/tree/main