WIZnet W5500-EVB-Pico を入手しましたので触ってみます。
WIZnet
WIZnet は韓国のEthanetチップのメーカーで、シリアルtoイーサネットモジュールなどが有名なメーカーになります。
10年ほど前にイーサネットtoシリアルボードWIZ110SRを購入して使用していました。
WIZ110SR は 仮想シリアルポート(VSP) により、ネットワーク越しにシリアルポートを制御できる製品です。
これにより工場などの機械の制御が可能でした。
https://www.wiznet.hk/en/serial-to-ethernet-module/38-wiz110sr.html
W5500-EVB-Pico
今回使用する W5500-EVB-Pico は W5500 のチップと RaspberyPiPico の RP2040 を搭載した オリジナルRaspberyPiPico ボードになります。
RaspberyPiPico をイーサネット越しに制御可能であり、もちろんGPIOを制御することもできます。
資料
電源を入れてみる
初期プログラムでは、192.168.11.2が応答するものでした。
Arduinoで使ってみる
続いてArduinoで使ってみましょう。
ファイル→環境設定
追加のボードマネージャのURL:
https://github.com/WIZnet-ArduinoEthernet/arduino-pico/releases/download/global/package_rp2040-ethernet_index.json
ツール→ボードマネージャ
Raspberry Pi Pico/RP2040 Ethenet by WIZnet を選択してインストールします。
ボード設定をインストール後、ツール→ボード:RaspberryPi RP2040→WIZnetW5500-EVB-Pico を選択します。
今回は、サンプルから WebServer を選択します。
43行目のコメントアウトを外します。
28行目のIPアドレスは自身の設定に合わせて変更します。
97行目のアナログチャネルは26~28までのため、26~29とします。
実行することで、WEBページにアナログチャネルの電圧が表示されると思います。
仮想シリアル(WIZ VSP)が使えない
W5500-EVB-PicoはWIZ505SR-RPのような仮想シリアルポートが使用できません。
仮想シリアルポートが使えるとさらに面白くなるだけに少し残念です。